折り紙ではありません
もうすぐ、三月もおしまいです。一足先に、四月の”旬の素材”を、アップしましたので、ご覧下さい。
さて、今日のお話しです。揚物の下に敷く紙のことを、”天紙(てんし)”と呼んでいます。
普通はこんな風に、使っています。
ちなみに、この揚物は”しょうさいふぐ”の唐揚げです。
盛り付け方に変化が欲しい時は、こんな風に”天紙”を使ったりもします。
こうすると、立体感が出るので、盛り映えします。ちょっとした工夫で、目先を変えることも出来ます。
また、このように盛り付けてあると、”天紙”の使い方が気になる方もいて、召し上がった後、”天紙”を手に取ったりもしています。
その折り方は、こんな感じです。
”天紙”はこのような正方形をしています。
先ず、これを三角形になるように、折ります。
出来た三角形の右半分を、さらに折ります。
これを内側から、広げます。
この形の”天紙”をもう一つ作ります。その二つを、互い違いになるように、重ねれば出来上がりです。それこそ、単純です。
先程もお話ししたように、目先が変わるのが利点なのですが、バランスをとりにくいのが欠点なので、数が多い時には不向きです。
この盛り付けのように、料理は盛り付け一つで、ガラリと変わるものです。見映えがして、食べやすい盛り付けというのは、なかなか思いつくものではありません。
包丁捌きもさることながら、盛り付けは奥深いもので、ある意味料理人泣かせでもあります。
志村
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