長野県須坂市の『ゆうちゃんファーム』のシャインマスカット
料理が好きで、料理人になって、3分の1世紀。そして、誰が名付けたのか、熱血料理人。
そんな料理への想いや日々の様子を、 3438回目の今日も認(したた)めますので、お付き合いの程、宜しくお願いします。
一昨日の火曜日、


ここ数年、もっとも人気の高い果物の一つのシャインマスカットが届きました。
届いたというより、頂きものというのが正確で、贈って下さったのは、中学、高校時代の先輩で、SNSを通じて、かつての交流を温めることが出来、昨年も頂き、改めて感謝!
同梱されていた手紙には、

このような手紙があり、訳ありなのは、形が不揃いというだけのことです。
とは言え、

鮮度を保持するために、このような仕事が施されており、ご自身が作られてたものへの愛情を、否が応でも感じ取ることが出来、自分としても、ぞんざいには出来ません。
その日は、仕込みが出来なかったのですが、明くる日の昨日、

房から実を外し、

水洗いをしたら、

皮を剥き、この役目は、女将兼愛妻(!?)の真由美さんの役目です。
皮ごと食べることが出来るのですが、皮には渋味があり、皮が付いたままだと、褐変するだけでなく、食味を損ねることもあるので、この下拵えは欠かすことが出来ません。
皮を剥き終えたら、

アイス用の分量に小分けし、

真空パックし、冷凍庫へ。
皮ごと食べられるので、

皮は捨てることはせず、賄い用のカレーに使うことにし、

賄い用のカレーの食材は、基本的にオールカマーにして、何でもありで、ボウルに入っているのは、『西京漬』に使った西京味噌で、昨年もカレーに使いました。
賄い用のカレーは、当店の味を満載したものですが、カレーゆえ、素材の味を堪能するには程遠いのは、あしからず。
ここ2ヵ月の間、SNSやブログに登場している“茄子のオランダ煮大作戦”も然りですが、頂き物は、色んな意味で尊いこと、この上なく、「貰(もら)う喜び、あげる喜び」に勝るものはありません。
そして、今日も、

“大作戦”用の茄子を頂いたので、明日決行が決まり、第16章ということになりました。
このような繋がりこそが、人と人の付き合いで、かの疫病が如何なる変異をしようとも、ここだけは、不可侵なのです。
2021.10.7|デザート 野菜・果物(フルーツ) |permalink|コメントはまだありません
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