和牛とトリュフの炊き込みご飯
ひと月程前、同業の知人から、

トリュフの瓶詰めをもらったのですが、表示を見ると、

サマートリュフと書かれており、トリュフ自体、食べたことがあっても、日本料理を生業としていることも、縁遠い食材なのは、否定出来ません。
当然、生のものだけでなく、瓶詰めのどちらも使ったことがなく、ピザに乗せたりもしましたが、この香りを生かすため、最初に作ったのが、

トリュフに、エリンギ、細切り昆布を加えた炊き込みご飯でした。
美味しかったのですが、どうせやるなら、料理人としての遊び心がかき立てられ、バージョンアップを試み、作ったのが、

和牛とトリュフの炊き込みご飯でした。
メインの和牛は、

切り落としの部分を使ったのですが、

本心を言えば、リブロースかサーロインが理想なのは言うまでもなく、炊き込みご飯にするので、これで良しということで・・・。
トリュフソースを開け、

油と、

油とトリュフを分けておきます。
トリュフだけ、

鍋に入れ、

出汁を注ぎ、【佳肴 季凛】の出汁については、こちらをお読み下さい。
米は同量の水、つまり、炊き込みご飯の場合、同量の出汁で炊くので、この出汁こそが、味の最大の要です。
日本酒、味醂(みりん)、赤酒(あかざけ)、塩、薄口醤油で味を調えたら、

牛を入れ、

アクを丁寧に取り除き、

アクが出なくなったら、火を止め、

別の容器に移し、冷蔵庫へ。
一晩、冷蔵庫にしまい、味を含めたら、

具を出汁を分け、

出汁と米を釜に入れ、

炊きます。
湯気が出て、出汁が無くなったら、

具を加え、

炊き上げ、蒸らした後、

よく混ぜ合わせ、

茶碗に、

よそります。
和牛の上品な旨味とトリュフの香りが何とも言えず、フレンチやイタリアン風にアレンジした松茸ご飯のような感じでもあります。
あまりの美味しさゆえ、懇意にさせて頂いている沼津市の居酒屋【きえい】さんの御主人にも差し上げ、

オム牛めしにアレンジし、食べてくれました。
アレンジと言えば、自分も、和牛とトリュフの炊き込みご飯をアレンジし、既にSNSで投稿しているので、御覧になった方もいらっしゃると思いますが、

そのアレンジとは、うなトリュ牛なる丼です。バージョンアップしたアレンジを、乞うご期待!
☆★☆ 【コエタス】 ★☆★
当店の『胡麻だれ』や『ぽん酢』などを召し上がった方々が、

【コエタス】というサイトで、投稿して下さっています。ご興味、ご関心がある方は、御覧下さいませ。
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