”ふぐの・・・。” by 富士市保健所
今日、富士市の保健所から、こんな通知が来ました。
”ふぐの白子”に関するもので、ご覧のように、”注意喚起”とまで書かれています。さらに、こんな目立つチラシというか、ポップも同封されてきました。
何故、ふぐの白子に注意しなければならないのでしょうか?
ふぐの白子は、ふぐの内臓の中で、唯一食べることの出来る部位(=無毒)で、”美食の極み”とも言える食材で、かなり高価なものです。
ただ、ごくまれに、”両性ふぐ”という、雌雄同体のふぐがいます。つまり、生殖腺が、二つあるのです。白子と真子(まこ)が、一緒になっているのです。
先程の紙にも、写真が付いています。もう少し近くで見ます。
黄色いのが、真子(=卵巣)です。この真子を取り除いても、食べることは出来ません。この白子と真子のついている生殖腺は、不可食部分と決められています。
というのも、この白子はふぐ毒である”テトロドトキシン”に汚染されているからです。
何となくもったいないような気がします。最初から、メスと分かっていれば、あきらめがつくのですが、・・・。
富士市内でふぐを取り扱っている日本料理店などで、昨年の秋から今年にかけて、両性ふぐが幾つか見られたと、この通知には書かれていました。
”佳肴 季凛”では、まだお目にかかったことは、ありません。何でも知らないと気が済まない自分としては、いつか見てみたいものです。
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