ふぐのとげ
ふぐは、怒ったり、相手を威嚇する時、お腹を膨らますのは、ご存知かと思います。
ふぐを卸す時も、お腹を膨らますことも、よくあります。
こんな感じに、膨らまします。さながら、”ふぐ風船”とでも言いましょうか。
この時、ふぐはただお腹を膨らましているだけではありません。何をしているかというと、背中と腹部にある”とげ”を立たしているのです。
近寄って見てみると、お分かり頂けると思います。
こんな状態になっているのです。同じ仲間の”はりせんぼん”が、とげを出しているのと、全く同じ状態です。
このとげが、いくつあるのかは分かりませんが、”針千本”と言うだけのことはあると思います。
このとげを取る作業が、ふぐを下拵えする上で、厄介な仕事の一つです。この様子は、こちらを、お読み下さい。
これから、十二月にかけて、ますますふぐの味が良くなっていきます。ふぐは水洗い、とげ取りなど、手間のかかる仕事が多い魚ですが、自称”富士市で一番のふぐ好き”を名乗っている以上、そんなヤワなことは、言ってられません。
ということで、今からふぐを卸しますので、本日はこれにて。
志村
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