定休日の天然とらふぐ(遠州灘産)
明日(22日)は、
沼津魚市場が休みということもあり、
月曜日の今日は定休日でしたが、仕入れに行って来ました。
最初に、この売場に行くと、
浜松市舞阪から届くことになっていた荷物が、
既に、
届いていました。
延着することなく届いたことに、ひとまず安心したのですが、中に入っているのが、遠州灘産の活かしのとらふぐ(天然)ですので、その状態が気になります。
中を確認すると、
7本全て無事で、さらに安心すると共に、お約束の萌え燃え・・・
海水が汚れているのは、お腹のエサを吐き出したからで、特に、水揚げ直後のとらふぐは、このようになることが多いのです。
その後、冷凍物などを仕入れ、魚市場から『佳肴 季凛』に戻ったら、
7本全て取り出し、
締めてから、
血抜きのため、海水へ。
その後、
卸し終え、
普段なら、女将兼愛妻(!?)の真由美さんが水洗いしてくれるのですが、定休日ゆえ、『佳肴 季凛』の2階である住まいで、家事に専念していることもあり、今日は、一から十まで、自分でやらなくてはなりませんでした。
そんなこともあり、段取りもいつもと若干異なるのは当然ながらも、今日の仕込みは、このとらふぐだけでしたので、
水洗いをする前に包丁を砥いでから、
水洗いをすることにしました。
水洗いをし始めたものの、家事を終えた真由美さんが現れ、手伝ってくれることへの一縷の望みを託していたものの、その望みは叶うことなく、
水洗いを終え、助け船が出るかもしれないという思いがあっただけに、萌え燃え・・・が、萎え萎えとなりつつあったものの、気を取り直し、
拭き上げ、
とらふぐの仕込みが終わりました。
その後、米を研ぎ、
糠床の手入れをしたり、
まな板周りを掃除し、
洗い物をし、
完全に一人だった休日出勤が終わったのです。
ところで、今日は、7本全てがメスで、(2の7乗)分の1、つまり、0,78%という確率に当たっただけでなく、真由美さんが手伝ってくれなかったことも含めると、(2の8乗)分の1、つまり、0,39%のそれとなりました。
こういうこともあるのが、人生とはいえ、(2の4乗)くらいで、収まって欲しかったのですが、儘ならぬのが人生ということを、改めて感じた休日出勤だったのでした。
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