三重県熊野&安乗産のとらふぐで、今季初のふぐRUSH
今朝は、沼津魚市場に仕入れに行って来ましたが、最初に向かった売場で、
三重県熊野から届くことになっていた天然のとらふぐを、
受け取りました。
中を確認したところ、6本のうちの2本が、虫の息の状態にあり、
その場で締めておき、ひとまず萌え燃え・・・
虫の息状態ゆえ、一抹の不安を持ちつつも、荷捌き場と呼ばれ、自分が注文した魚などが集まる場所に行くと、
同じ三重県でも、安乗(あのり)から届いた天然のとらふぐが、
置いてありましたが、両方の発泡スチロールに書かれてある【47ー9】というのは、魚市場での自分の買い番です。
先程の2本が芳しくなかったことだけでなく、活かしのとらふぐが届く時は、その状態が気になるのはいつものことで、
こちらの5本は、全てスイスイゆえ、先程以上に、萌え燃え・・・となり、ひと安心し、他の魚の仕入れをすることにしました。
その後、ひととおりの仕入れを終え、『佳肴 季凛』に戻り、
熊野産の4本と、
安乗産の5本、そして、
魚市場で締めた2本の熊野産の合計11本のとらふぐを再確認し、
取り出したら、残りの9本を締め、
血抜きをしておきました。
“ふぐに魅せられし料理人”の自分は、天然のとらふぐを一度に10本以上卸すことを、“ふぐRUSH”と呼んでおり、今季初の“ふぐRUSH”ということになった次第ですが、不漁が予想されている今季ゆえ、“ふぐRUSH”無しとならず、再び萌え燃え・・・
卸し終えたら、
女将兼愛妻(!?)の真由美さんが水洗いしてくれたのですが、魚市場で締めた熊野産の2本だけは、活かしのものと別にし、バットに入れておきました。
ふぐを卸し終えた自分は、
手直しをし、
9本と2本に分け、洗い上げておきました。
既に、ランチの営業時間も近づいていたので、冷蔵庫にしまっておき、合間を見ながらだけでなく、
カウンターで御食事をされていた常連さんとお話しをしながら、
二人で、
拭き上げました。
例の2本は、唐揚やふぐちりなどのように、加熱する料理に仕立てるには、問題ないのですが、刺身に仕立てるには、血抜きが不十分です。
それゆえ、不都合であることが多いものの、
確認したところ、大丈夫だったので、卸してから、晒にくるんでおき、冷蔵庫へ。
そして、夜の営業も終わり、片付けをする前に、
真由美さんと、ひれ酒にするためのひれを板に貼り付けておましたが、このひれは、今日のものではなく、先日おろしたとらふぐのものです。
また、明日は、今日同様、この2本のとらふぐが、
届くので、
まな板周りを養生しておき、今季初の“ふぐRUSH”となった一日が、終わったのでした。
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