休日出勤は、ジャンボちゃん&〆鯖
昨日、facebookに、
日本の空にFUGUが泳ぐ!
黒い機体がトレードマークのスターフライヤー(本社 北九州市)は、2018年4月より最新鋭の機体AIRFUGU-0401型を導入し、東京(羽田)ー山口宇部線、中部(名古屋)ー福岡線などに就航させると発表した。
新たなテクノロジーを随所に採用したAIRFUGU-0401型は小型の円形主翼と、機体下部および最後部に可動式尾翼を持つことが最大の特徴。それぞれの翼をパタパタと高速振動させることで、ほぼ垂直に離着陸することを可能とし、短滑走路空港への発着にも対応している。
加えて、超軽量で伸縮性に富んだ皮素材”Teppi”を機体外板に採用することにより、機体重量の大幅な軽量化にも成功し、燃費性能を向上させている。
なお、機体には日本特有のプレミアム食材である”とらふぐ”がデザインされており、機内で提供されるドリンクのメニューに、ふぐひれ酒(有料)を加えることが計画されている。 2018/04/01
という投稿があったのですが、所謂エイプリルフールねたで、投稿したのは、facebookを通じて知り合い、【国立研究開発法人 水産研究・教育機構 増養殖研究所 南伊豆庁舎】で、天然とらふぐの種苗放流のお仕事をされている方です。
そして、天然とらふぐに関する知識の殆どは、この方と前任者の方から、教えてもらったもので、“ふぐに魅せられし料理人”の自分にとっては、先生のような存在です。
ちなみに、昨年のエイプリルフールには、facebookに、
「伊豆半島南端の樹林地帯で発見された大型ネコ科動物を調査していた研究グループは、形態学的特徴およびDNA分析の結果から、本種が新種であることを断定したと発表した。発見者らにより《フグトラ Puffer Tiger》と命名され、近く科学誌『ネイチャン』に論文が掲載される。」という記事が、投稿されていました。
先程の飛行機が、ジャンボジェットかどうかは不明ですが、定休日の今日は、三重県熊野灘産のジャンボちゃんこと、超特大の天然とらふぐが届くことになっていたので、
朝一番に、
宅配便の営業所に行き、
ジャンボちゃんを受け取りに行ったのですが、ジャンボちゃんとは、天然とらふぐへの想いを込め、自分が独断と偏見で名付けたもので、4,0キロ以上の超大型のものです。
【佳肴 季凛】に戻り、
中を確認すると、
ジャンボちゃんが現れ、目方は、
4,7キロで、その隣には、
おかず用の〆鯖にするため、2本の胡麻鯖が入っていました。
ジャンボちゃんが入荷したとならば、お決まりのツーショットを欠かすわけにはいかず、
言わずもがなの萌え燃え・・・
ジャンボちゃんを卸す前に、
胡麻鯖を卸し、
塩をあてておいてから、
ジャンボちゃんを卸すと、
案の定のメスで、
真子と呼ばれる卵巣の目方は、
約900グラムでしたが、推定で約50万粒あり、これが孵化し、順調に育ち、全てジャンボちゃんになったと思うと、或る意味複雑な気持ちにならざるを得ないのは、否定出来ません。
真子は猛毒ゆえ、食べることが出来ないのですが、同様の部位が肝臓で、
ジャンボちゃんともなると、かなり大きく、
参考までに、秤にかけると、
500グラム弱で、見た目以上にそそられる雰囲気を醸し出しており、禁断の部位と知りつつも、食して、命を落としてしまったのも、分かるような気がします。
さらに言うなら、天然のとらふぐの白子を除いて、魚卵、肝などの内臓を、さほど好まない自分ですら、惹かれるくらいですので、魅惑的なのは、間違いないとしか言い様がありません。
卸し終えたら、
水洗いし、
拭き上げ、ひれ酒用のひれも、
半分に包丁し、
水に晒しておきました。
その後、細かい雑用をしていると、
〆鯖も仕上がり、休日出勤を無事に終えることが出来ました。
一人仕事ゆえ、色んな休日出勤があるのですが、今日のように、お昼前までに、終えることが出来るのが、理想的です。
☆★☆ ラジオエフ 『うまいラジオ』に出演中 ★☆★
毎月第一木曜日 昼2時頃から、ローカルFM局ラジオエフの番組『うまいラジオ』で、旬の魚について、店主兼“熱血料理人”の自分が、熱く語ります。
4月は、5日(木)の予定です。
放送エリアは限られますが、お時間のある方は、是非、お聴き下さい。
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