再び、静岡県焼津産のとらふぐ&しまふぐ
今朝は、
沼津の魚市場に、仕入れに行って来ました。この売場の水槽を見ると、1,9キロ、
1,2キロ、
0,7キロ、
0,6キロの焼津産のとらふぐ(天然)が、4本入荷していました。また、同じく焼津産のしまふぐが、3本入荷しており、その大きさは、
1,3キロが、
2本で、もう1本が、
0,9キロのものでした。ちなみに、しまふぐは、養殖ものがないので、あえて天然とは、書きません。
いつものように、仲買人と作戦を立て、セリに臨むことにしたのですが、2本の大きめのとらふぐは、高値必至を覚悟していたので、あえて控えめの作戦にし、狙いを小さめの2本に定めました。結果として、
0,7キロと、
0,6キロの2本を、セリ落としてもらうことが出来、一方のしまふぐは、
1,3キロのものと、
0,9キロの2本を、セリ落としてもらうことが出来ました。
とらふぐ戦の成績が、4打数2安打で、しまふぐ戦のそれが、3打数2安打で、7打数4安打の総合成績となり、今朝の“ふぐ争奪戦”in沼津魚市場は終わり、ひとまず一息つくや否や、当然、気分は、萌え燃え・・・
ちなみに、今日仕入れた数こそ違いますが、今週の日曜日同様、焼津産のとらふぐとしまふぐを、仕入れることになったのでした。
今日は、ランチの営業までに卸し終えたかったので、
それぞれを、
水槽から取り出し、
締めてから、
持ち帰ることにしました。
その後、【佳肴 季凛】に戻ってから、萌え燃え・・・の気分を抑え、先ずは、お弁当の仕上げに取り掛かることにし、お弁当用の料理を仕上げたら、盛り付けは、いつものように、女将兼愛妻(!?)の真由美さんに任せ、その前に、
まな板周りを、養生してもらいました。ふぐを卸す前に、
小肌(佐賀)の仕込みを始め、
開いてから、塩を振り終えたので、ふぐを卸すことにしました。小肌の仕込み方は、こちらをご覧下さい。
小肌などの小魚を卸す小出刃から、中型から大型の魚を卸すための中出刃に、
包丁を換えたら、ここからは、萌える余裕などなく、燃えまくりました。
一方、お弁当は、
いつものように、
このように、
仕上り、
箱詰めをして、お客様が取りに見えるのを、待つばかりとなりました。
その後、真由美さんは、
テーブル席を、ランチの営業が出来るように、セットし終え、
卸し終えたふぐの水洗いを始めてくれ、
自分が手直しをするという流れでした。その後、営業時間も近づいてきたので、一旦中断し、ランチの営業の合間を見ながら、
真由美さんに、拭き上げてもらい、
このように、仕上がりました。
同じふぐでも、とらふぐとしまふぐは、味が違うだけでなく、値段も然りなのですが、可食部位(無毒部分)と、不可食部位(有毒部分)が、全く同じなのです。
言うまでもありませんが、当店のふぐ料理のコースでお出ししているのは、天然のとらふぐのみで、しまふぐをはじめ、他のふぐ類は、会席料理の一品や、単品もののお料理でお出ししているので、くれぐれも誤解のないようにして下さい。
ただ、“ふぐに魅せられし料理人”ゆえ、ふぐと名がつけば、どうしても素通りは出来ません。でも、その中で、一番の萌え燃え・・・なのは、天然のとらふぐであるのは、言わずもがなです。
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