爆買いというより、今シーズン初の“ふぐRUSH”
今朝は、沼津の魚市場に仕入れに行って来ました。最初に出向いた売場に行き、
水槽を見ると、
0,7キロのとらふぐが2本、
0,8キロのものが2本、
1,0キロのが1本、
0,6キロのが2本、
0,9キロのが2本、
再び、0,8キロのものが2本、
再び、1,0キロのが2本、
またまた、0,8キロのが1本、
またまたまた、0,8キロのが1本、
再び、0,6キロのが1本。ということで、合計16本、入荷していました。全て、静岡県焼津産の天然ものです。これだけあるだけで、気分は、既に萌え燃え・・・
その後、向かったのが、
活魚売場で、そこには、
同じく静岡県舞阪産のとらふぐ(天然)が、5本入荷していました。これらは、活きたまま、出荷されたものですが、途中で、死んでしまったもので、“落ち”と呼ばれています。また、生簀には、同じ荷主にのものが、
3本入荷しており、活魚売場で、合計8本ありました。かくして、再び、萌え燃え・・・
ということで、今朝の沼津の魚市場には、総合計24本の天然のとらふぐがしており、気分は、ますます萌え燃え・・・
高鳴る気分を抑えつつ、仲買人と作戦を立て、セリに臨み、最初の売場で、
4本GET!これらを、発泡スチロールに入れ、
活魚売場での“2回戦”に臨むため、立ち去ろうとすると、「親方、落ちが1本いるんですけど、どうですか?」と、勧められたので、
これもGET!
そして、活魚売場で、セリが始まり、
5本の“落ち”を、全てGET!
さらに、
生簀の活かしの3本も、
全てGET!
ただ、“落ち”と活かしを、それぞれ1本ずつ、別の仲買人に、譲ったので、結果として、
活かしの2本、
“落ち”の4本GET!
最終的に、今朝は、
活かしの6本、“落ち”の5本を、爆買いしたことになり、MAXに萌え燃え・・・
さらに、一昨日の火曜日の記事の最後でお話ししたような結末になっただけでなく、一度に、10本以上仕入れる“ふぐRUSH”となりました。10月からが、天然のとらふぐ漁のシーズンで、延べにして、今日まで、何本仕入れたかは、全く分かりませんが、“ふぐRUSH”となったのは、今シーズン初めてでした。
こうなった以上、のんびりと仕込みをしてはいるわけにもいかず、活かしの6本は、
すぐに締めました。これらを卸す前に、出汁を引いたりと、ひと通りの段取りを終えたら、佐賀産の小肌を、
仕込んだら、カウンターやまな板周りを
女将兼愛妻(!?)の真由美さんに、まな板周りを養生してもらったのですが、養生した新聞には、
今朝の爆買いというか、ふぐRUSHを象徴するような広告が、偶然にも、載っていました。やはり、ふぐの神様はいるものです。
ただ、よく見ると、天然ふぐとあり、天然とらふぐとは書いてありません。でなければ、食べ放題は、逆立ちしても、無理です。商売は、色々ですので、これ以上お話しはしません。
小肌の後に、
島根産の鯵の仕込みに、取り掛かりましたが、“ふぐRUSH”のため、
水洗いまでにしておきました。卸し始めたら、いつものように、
真由美さんが、水洗いをしてくれ、
予定通り、ランチの営業前までに、卸し終えることは出来たものの、水洗いまでは、無理でしたので、
営業の合間を見ながら、水洗いし、
自分が手直ししたものの、どうしても、途切れ途切れになってしまうので、
水洗いをし終え、
拭き上げていた頃には、既に休憩時間となっていたものの、夜の営業時間に食い込むことなく、
終えることが、出来ました。
静岡県、愛知県、三重県の東海三県の天然のとらふぐ漁は、2月までが漁期ですので、爆買いだけでなく、“ふぐRUSH”も、十分あり得ますし、シーズンが終わっても、他の産地からも、入荷というより、仕入れることもあるので、どうなるかは、全く分かりません。
“ふぐに魅せられし料理人”の自分にとっては、季節は問いませんし、天然のとらふぐこそが、全てです。そして、ふぐに萌え燃え・・・
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