過去最多仕入れの鱧(はも)は、10本
2024年7月25日
Vol.4458
これまでに仕入れた
鱧(はも)の本数としては
今日が
最多かもしれません
いらっしゃいませ
基本に据えた
“身体に優しい
美味しい日本料理”
を信条とし
天然のとらふぐ
西京漬(西京焼)を
こよなく愛す
【佳肴 季凛】の
店主兼熱血料理人の
志村弘信が
今日も認(したた)めます
「親方、おはよう
宅配便の
バーコードのシールが
貼ってあるけど
何が入っているの?」
と、熱血君が
訊いてきました
「ジャ~ン!」
「氷だらけだけど・・・」
「改めて
ジャ~ン!」
「ワァ~ヲ!
ハモだらけじゃん
何本あるの?」
「10本だよ」
「どっから来たの?」
「愛知の知多半島だよ」
「へぇ~
沼津の魚市場には
ハモが少ないの?」
「今シーズンは
少ないから
愛知から
仕入れたりするんだよ」
「そうなんだぁ」
「この魚屋さんは
活〆にした後
はらわたを抜いてくれるから
有難いんだよ」
「どうしてなの?」
「お腹の中に
えさがある状態で
死んじゃうと
えさの臭いが回って
使い物にならなくなる
場合もあるからだよ」
「そうなんだぁ
でも、はらわたを
抜くのは
親方の注文なの?」
「いやいや
この魚屋さんは
締めて、出荷する時は
はらわたを抜くのが
基本だから
注文じゃないんだよ」
「へぇ~
親方のことだから
注文していると
思ったよ」
「まぁ、
我が儘だから
そう思われても
仕方がないけどね・・・(笑)」
そうこうしていると
女将兼愛妻(!?)の
真由美さんが
ぬめり取りを
始めてくれました
「おはよう、真由美さん
沢山あるけど
大丈夫?」
「熱血君、おはよう♬
大丈夫だよ
こういう単純な作業って
意外と好きだからね~」
「そうなんだぁ
歯が鋭いから
怪我をしないように
気をつけてね」
「はいはい~♬」
その後
自分が手直しをしました
鱧に限らず
数仕事の時は
同じ作業をするのが
早く終えるコツです
先ずは
片身だけ
卸しました
今度は
身と骨を
別にします
左手前の身を
ひれを境に
包丁したら
身だけにします
その後
残りの片身も
同じようにしたら
下処理の第1ステージ
が終わりました
そして
第2ステージは
鱧の下処理には
欠かせない
骨切(ほねぎり)です
骨切包丁を見ると
熱血君の歌声が
聞こえてきました
【必殺仕事人】のテーマに
煽(あお)られ
骨切りを終えました
「さすが、仕事人だね~
ところでさぁ
一度に仕入れた
鱧の本数の
過去最高って
何本なの?」
「全く分かんないけど
10本っていうのは
今日が初めてかも・・・」
これまでに
仕入れた鱧の本数は
全く分かりませんが
一度に10本仕入れ
10本の骨切りをしたのは
初めてかもしれません
一度に10本と言えば
天然のとらふぐを
一度に10本仕入れることを
“ふぐに魅せられし料理人”
の自分は
ふぐRUSHと呼んでいます
夏が旬の魚の鱧ですので
この時季ばかりは
鱧に浮気をして
鱧RUSHというのも
ありかもしれません
ただ、素材としては
全くの別ものですので
同じ土俵に
乗せることは出来ません
それぞれの時季の
素材の美味しさを
引き締めた想いで
料理を仕立てるのが
“季を尊(たっと)び
凛とす”
にして
【佳肴 季凛】なのです
「おぉ~
松茸じゃん!
どんな料理に
なるんだろうね~
そんじゃ、また明日」
by ミニふぐちゃん
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