月下美人が咲いた夜
7月12日
Vol.4445
今日は
半世紀以上生きて来て
珍しいものを
見ること出来ました
その珍しいものとは・・・
いらっしゃいませ
基本に据えた
“身体に優しい
美味しい日本料理”
を信条とし
天然のとらふぐ
西京漬(西京焼)を
こよなく愛す
【佳肴 季凛】の
店主兼熱血料理人の
志村弘信が
今日の認(したた)めます
「変わった花だけど・・・
何て花なの?」
と、ミニふぐちゃんが
訊いてきました
「月下美人!」
と言うと
「あ~っ
名前だけは
聞いたことあるけど
これが
月下氷人(ひょうじん)
なんだぁ~」
「わざとボケているの?」
「へぇっ・・・?」
「月下氷人
っていうのは
仲人(なこうど)
のことだよ」
「なこうど・・・?」
「今の御時世じゃ
死語に近いのかねぇ
男女の仲を
取り持つ人のことだよ」
「え゛~っ
マッチングアプリが
リアルの人なの!?」
「そういうことに
なるんだろうけど・・・」
「で、月下美人は?」
「本題を
忘れるところだったよ」
「夕方から
出たり入ったり
しているけど
どうしてなの?」
「多分、今夜あたり
花が咲きそうなんだよ」
「ふぅ~ん」
「ふぅ~んじゃなくて
今夜一回咲いちゃったら
しぼんで
おしまいなんだよ」
「え゛~っ
普通の花みたいに
しばらくの間
咲いていないの?」
「だから、ソワソワ
しているんだよ」
「それって
親方の性格じゃね?www」
「昼間、見た時
つぼみが
大きくなり始めていたし
上向きになっていたからね」
「そうなんだぁ」
「もう片方は
昨日の夜
咲いちゃった
みたいなんだよ
だから
フニャ~っとして
しぼんでいるでしょ?」
「ありゃりゃ・・・
もしかして
この月下美人って
夜に咲くの?」
「そうだよ
だから
ソワソワしているんだよ」
「なるほどね~
でも、前からあった?」
「無いよ
先週【きえい】さんの
店に寄って
もらったんだよ」
【きえい】さんとは
静岡県沼津市の
居酒屋さんです
もちろん
本名があるのですが
商売をやっていると
屋号が氏名になることも
珍しくありません
もらって来た時は
このような感じでした
咲くのを
待つばかりの状態
でしたので
水をやる程度の
手入れで
今日まで来たのです
時間が経つにつれ
花が膨らみ
花びらが開いてきました
「親方、いよいよだね!
動画とかで
開いていくシーンを
見ている感じじゃね?」
「そうだね
お客さんの料理を
やらなきゃならないから
変化があったら
教えてよ」
「はぁ~い♬」
しばらくすると
外から
//
キタキタ キタ
~~(゚∀゚)~~!
\\
外へ出ると
「不思議な香りが
するけど・・・」
「香水みたいって
言う人もいるらしいよ」
「へぇ~」
「実はさぁ
香水の匂いが
好きなんだよね」
「マジで!?」
「マジだよ
デパートの一階の
化粧品売り場なんて
何とも言えない
気分なんだよね
だから
香水の匂いを
フェロモンの香りって
呼んでるんだよ」
「ヤバっ!
そんな風に見えないよ」
「よく言われるけどねwww」
そして
このように
開きました
半世紀以上
生きてきましたが
初めて見ることが
出来ただけでなく
この一日という
儚(はかな)い
瞬間に出会えたのは
何と幸運なことでしょう!
中を覗くと
吸い込まれるような
感じです
花言葉の通り
妖艶な美女を
思わせるような
雰囲気すら感じます
そんなこともあり
ミニふぐちゃんが
中から
【佳肴 季凛】の
ゆるキャラ一同を呼び寄せ
“月間美人を愛でる会”を
急遽、催すことにしました
「今夜だけしか
咲かないんだって!」
「このタイミングを
逃すわけには
いかないよ~♬」
「じゃ、今夜は
超ラッキーじゃん!」
などなど
盛り上がり方は
MAX
盆、暮れ、正月
ゴールデンウィーク
などが
束になって
やって来たような感じです
また
この騒々しさゆえ
お帰りになる
お客様の殆どが
写真を撮り
偶然やって来た
幸運を喜んで下さいました
手入れ次第では
一年のうちに
何回か咲くことも
あるようです
当店の場合
女将兼愛妻(!?)の
真由美さんが
園芸部長なので
その辺は
お任せすることに
しましょうwww
「茄子のオランダ煮を
仕込んだんだね
冷やすと
んまいんだよね
そんじゃ、また」
by 熱血君
コエタス
当店のお取り寄せや
通販の商品などを
召し上がった方々が
投稿して下さっています
ご興味、ご関心のある方は
御覧ください
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