ひれ酒用に仕込んだ66本のチビとらの尾びれ
5月29日
Vol.4403
とらふぐの仕込みは
卸しておしまい
という生易しいものでは
ありません
今回は
皮の下処理は
無かったものの
66本の尾びれの仕込みも
なかなかの強者でした
いらっしゃいませ
マクロビオティック
(玄米菜食)を
基本に据えた
“身体に優しい
美味しい日本料理”
を信条とし
天然のとらふぐ
西京漬(西京焼)を
こよなく愛す
【佳肴 季凛】の店主兼
熱血料理人の
志村弘信が
今日も認(したた)めます
「親方、これって
この間の
チビとらのひれ?」
と、ミニふぐちゃんが
訊いてきました
この間の
「そうだよ
尾びれしかないけど
66本もあるから
半分にすると
132枚になるよ」
と、言うと
「半分にするって
どういうこと?」
「これから
見せてあげるよ」
「わぁ~い♪」
ご存じかもしれませんが
とらふぐのひれは
干したのち
こんがり炙ってから
鍋で沸騰寸前まで
沸かした日本酒を注ぐと
ひれ酒として
堪能することが出来ます
また、熱燗だけでなく
冷酒としても
味わうことが出来ます
ひれを
日本酒に入れたまま
冷蔵庫で
1、2日寝かすと
冷やしひれ酒になります
どちらの画像も
途中まで
スライスしたら
包丁で押さえて
半分にし
付根の軟骨の部分を
出刃包丁で
落とします
「この部分って
使えないの?」
「使えないってことは
ないだろうけど・・・」
「っていうか
何でも取っておかないと
気が済まない親方にしては
珍しいじゃん!」
「そうなんだけど・・・
たださぁ
そんなこと
言われたら
いつか、やらなきゃ
ならないじゃん」
「そうだね
ブログねたとしても
いいんじゃね?」
「まぁ~ね」
半分にしたひれは
一週間近く
晒したことになるので
そのまま
干すことにしました
ざるに上げたら
干すため
板に貼り付けてくれるのは
女将兼愛妻(!?)の
真由美さんです
「おはよう、真由美さん
沢山けど
たいへんじゃね?」
「おはよう
こういう単純な作業って
結構好きなんだよね」
「そうなの!?
やっているうちに
眠くなりそうじゃん」
「親方も
同じこと言っているよ」
「ってことは
親方もこういうのが
ダメなタイプなの?」
「包丁を使う仕事は
平気みたいだけど
こういうのは
イマイチみたいだよ」
「包丁を使っている時に
居眠りしたら
ヤバいじゃん」
「そうだよね~」
貼り付けたら
干しておき
ひれの仕込みが
終了しただけでなく
同時に
66本のチビとらの
仕込みが
完全に終わりました
普段なら
皮の仕込みもあるのですが
今回は
数が多過ぎたので
皮は処分しました
もし、これで
皮を残していたら
考えるだけでも
ゾッとします
“ふぐに
萌え燃え・・・ ”を
座右の銘としていても
皮の仕込みだけは
萎え萎え・・・
の自分です
「明日は銀鱈を
『西京漬』に仕込むんだね
そんじゃ、また」
by ふぐとらちゃん
コエタス
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