8月版“鮪コレクション”
明日で、8月も終わりということで、恒例の“鮪コレクション”の8月版が、今日のお話しです。どれも、いつものように、東京・築地から入荷した天然ものです。
8月最初に入荷したのが、
青森県・大間産のもので、この次も、
同じく、“大間の鮪”でした。大間、三厩(みんまや)、戸井などの津軽海峡で、本鮪が水揚げされる時季は、夏から、年明けぐらいまでです。
その次に入荷したのが、
ボストン産のものでした。外国産というと、国産、ましてや、もっとも有名な産地の大間に比べると、劣ると思われがちですが、そんなことは全くありませんし、鮪のような魚体の大きい魚は、産地よりも、個体差が肝心なのです。
大間は有名な産地ですが、必ずしも、一番ではありません。巨人は、球界の盟主とされていますが、毎年、優勝するとは限らないということと、同じことなのです。
ただ、このボストン産のものは、御覧のように、赤身の部分がありませんでした。先ほどお話ししたことと、重複してしますが、このボストン産の本鮪については、こちらをお読み下さい。
そして、昨日(29日)に入荷したのが、
最初の2回と同じく、青森県大間産のもので、脂の乗りは薄かったものの、ようやく夏から秋の鮪を思わせる身質でした。
一年を通じて、回遊魚である鮪は、どこかしらで、水揚げされますが、旬というのは、これからの時季でもある秋から冬です。また、秋になると、三陸で、良質の目鉢(めばち)鮪が、水揚げされ、自分も、仕入れたりすることもあります。
日中暑い時もありますが、朝晩は、かなり涼しくなってきました。秋は、少しずつ近づいて来ています。
★★★期間限定 会席料理【秋ごよみ】 ★★★
(全9品 お一人:3,000円)
お陰様で、9月18日をもちまして、当店は7周年を迎えます。そんな感謝の想いを込めた会席コースを御用意致しております。
なお、お召し上がり頂ける期間は、10月4日(日)までです。本物の素材が奏でる逸品の数々を、是非ご堪能下さい。
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