フライヤーの掃除の前に、賄い用の揚物
Vol.4281
いらっしゃいませ
マクロビオティック(玄米菜食)を
基本に据えた
“身体に優しい美味しい日本料理”
を信条とし
天然のとらふぐ、西京漬(西京焼)を
こよなく愛す
【佳肴 季凛】の店主兼熱血料理人の
志村弘信です。
今日(1月28日)は
フライヤーの掃除の様子
についてお話しします。
「おはよう、親方
朝一番で
揚物をしていたけど
どうしてなの?」
と、ふぐとらちゃん。
「おはよう
フライヤーの掃除をするのに
油を温めるついでに
昼ごはん用だよ。」
と、言うと
「いいなぁ~」
「何なら、お手伝いしてくれる?」
「あちゃ~
そう来たか・・・。」
というわけで、交渉不成立。
天ぷらは
自分達用が
かき揚げ、公魚(わかさぎ)
娘達用が
玉ねぎ、海老です。
これらとは別に揚げた公魚は
南蛮漬に仕込みました。
油が温まってるうちに
濾したら
フライヤーの掃除をしてくれるのは
女将兼愛妻(!?)の真由美さんです。
「おはよう、真由美さん♬
朝から大変じゃん!」
「ふぐとらちゃん、おはよう♬
そうなんだけど
フライヤーの掃除をする時は
床の掃除を
いつも以上にやって
かえって綺麗になるから
これはこれで
いいかもね。」
「そうなんだぁ~。
親方はやらないの?」
「他の仕込みもあるし
最終確認は、親方だよ。」
「やるんだぁ~、一応・・・。」
「なんか聞こえたけど・・・。」
「いやぁ、気のせいだよ。(笑)」
手直しをしていると
「親方、素手で平気なの?」
と、ふぐとらちゃん。
「面の皮と同じだから
平気だよ。」
「そうだよねぇ~。
・・・・・。
ヤバっ!?」
「そうだよ
って・・・?」
「いやぁ~、そのぉ~
・・・・・。」
素手でやるのは
汚れが分かりにくいからで
長時間ではないので
さほど問題ありません。
フライヤーの掃除が終わったら
側溝の掃除です。
「確かに
いつも以上に
綺麗になるかもね。」
掃除を終えたフライヤーが
「おぉ、ピカピカ
「これが
掃除をする前。
洗剤がかかっているけど
大違いでしょ?」
「うん、それこそ
ビフォアフターだね。
すごい、すごい!」
「綺麗な厨房からしか
美味しい料理は生まれないからね。」
「それって
親方の親方が教えてくれたんでしょ?」
「そうだよ。
話したこと、あった?」
「これまでのブログに
時々、書いてあったのを
見たよ。」
「そこにも書いてあるけど
どんな凄腕の料理人も
道具が無いと
料理を作ることは出来ないから
道具を粗末には
出来ないんだよ。」
「そうだよねぇ。
親方のコメントに
ふぐとらちゃんが
(超いいね!)と
言っています♬」
水気をふき取ったら
濾した油を
フライヤーに。
「鍋に入っていた時は
汚れていたみたいだけど
こうすると
まだまだ使えそうだね。」
「そうなんだけど
見た目は綺麗でも
何度も火を入れてると
酸化するから
油のキレも悪くなっちゃうんだよ。」
「そうなんだぁ~。」
「揚がりが悪くなることを
コシが無くなるって
言ったりもするよ。」
「濾しても
コシが無くなるんだね。」
「おっ、上手いこと言うじゃん!
じゃあ、座布団じゃなく
かき揚げを一個ね♬」
「わぁ~い」
フライヤーの掃除が済むと
ひと安心です。
ましてや、休み前だと
なおさらのことで
心置きなく
明日の定休日を迎えることが出来ます。
「お取り寄せのアイテムの
発送の準備が出来たね。
そんじゃ、また明日」 by 熱血君
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