時化ながらも、黒鯛(くろだい)GET
Vol.4261(1月8日)

いらっしゃいませ
基本に据えた
“身体に優しい美味しい日本料理”
を信条とし
天然のとらふぐ、西京漬(西京焼)を
こよなく愛す
【佳肴 季凛】の店主兼熱血料理人の
志村弘信です。
今回は
時化ながらも
仕入れることが出来た黒鯛
についてお話しします。
今朝の沼津魚市場は

こっちも

そっちも

あっちも

どっちも

ガラ~ン。
それこそ
人>魚状態
それでも
送りと呼ばれる
陸送便の魚の売場には
普段の半分程度の魚が
入荷していました。

一番の原因は、時化で
二番目の原因は、暦です。
時化=自然と
暦=人為の合わせ技で
こうなると、お手上げです。
別棟の売場は
送りの荷がメインなので

それでも

いくらか

入荷あり。
それでも
少ない活魚売場には

自分の守備範囲的な魚の
黒鯛(くろだい)が入荷しており

何枚かあるうちの中から

1,6キロのものを
仕入れることが出来
ひと安心。
その場で締めてから

持ち帰ることにしました。

『佳肴 季凛』に戻ると

「おはよう、親方
市場へ行ったみたいだけど
今日は定休日だよね?」
と、熱血君。
「おはよう
そうだよ。
時化ているのは
分かっていたから
休み明けの明日の魚に困るから
行って来たんだよ。」
「そうなんだぁ~。
でも、このクロダイがあったから
良かったじゃん。」
「スレスレのギリギリで
助かったよ。」
「で、他の仕入れは?」
「無いよ。
とりあえず、卸せば
休日出勤が終わりだから
どんどんやるよ。」
鱗(うろこ)を取り

頭を落としたら

三枚に卸し

頭などのあらも

焼いてから出汁を取るため
下処理をしておき
今日、唯一の仕入れと仕込みが
終了しました。

「お疲れ様~♬」
「お疲れさん。」
最後に、包丁を砥ぎ
チョイチョイの休日出勤が
終わりました。

今朝、市場に行った様子だと
明日も少ないような感じですが
正月休みの後の三連休明け
ということもあり
淡い期待を持ちつつ
明日も、市場へ行って来ます。
「明日は、何を仕入れてくるのかなぁ。

そんじゃ、また」 by ミニふぐちゃん
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