2023年大晦日の仕込み
Vol.4253
いらっしゃいませ
基本に据えた
“身体に優しい美味しい日本料理”
を信条とし
天然のとらふぐ、西京漬(西京焼)を
こよなく愛す
【佳肴 季凛】の店主兼熱血料理人の
志村弘信です。
今日(12月31日)は

大晦日の仕込みの様子
についてお話しします。
大晦日ということで

焼物と揚物の持ち帰り料理の
『言祝ぎ』と


持ち帰りのふぐ料理の
『ふくはうち』をご用意しました。
「おはよう、親方

無事に終わったね。

お疲れ様~♬
あとは片付けをして
おしまいでしょ?」
と、熱血君。
「おはよう
お疲れさんは、まだまだ
これから仕込みを始めるよ。」
「えっ、何の仕込み?」
「とりあえず
明後日(2日)の
バスのお客さんの蒸し物と
5日のお弁当用の
鮪(まぐろ)の南蛮漬。」
「とりあえずってことは・・・?」
「時間に余裕があれば
明日の仕込みを
前倒しでやりたいんだけど・・・。」
「そんなら
おしゃべりしている余裕なんて
ないじゃん!
頑張って~♬」
そんなやり取りをしている間に

女将兼愛妻(!?)の真由美さんは
鰯つみれ錦糸蒸しにはじまり

昨日の14本の
とらふぐの皮の下処理。
とらふぐは
卸した時の水洗いだけでなく
皮の掃除もあるので
普通の魚の倍以上の
仕込みをしなくてはなりません。
一方の自分は

鮪の南蛮漬を仕込みました。
そうこうしていると
11時近くなったので
今度は、昼ごはんの準備。
普段は、二人分で済む昼ご飯ですが
冬休みということもあり
娘達の分も作らなくてはなりません。
南蛮漬のついでに
天ぷらを揚げ

うどんを茹で
用意が出来ると

「んまそう~
海老と牡蛎なんて
豪華過ぎんじゃね。
どうして、大晦日なのに
そばじゃなくて、うどんなの?」
と、熱血君。
「蕎麦が無かったのと
★¥◎が好きなのが
うどんだからだよ。」
※ ★¥◎ とは次女のことです
昼ごはんを食べている間に

鰯つみれ錦糸蒸しが仕上がり
「こんなんじゃ

落ち着いて
食べられないじゃん。」
「まぁ、そうだけど・・・。
それでも、座って食べられるだけ
良しとしないとね。」
「時間に追われるから
早食いになるだろうけど
二人共、よく噛んで食べてよ。」
//
はいよぉ~
\\
昼ごはんを食べ終えら
真由美さんは
フライヤーの掃除と

ふぐのひれを
貼り付けてくれました。

「陽も傾いてきたけど

まだ、仕込みはあるの?」
「今日やんなきゃならないのは
終わった感じかな・・・。」
「じゃあ、良かったね。
明日も仕込みがあるんでしょ?」
「もちろん!
仕込みもだけど
席の準備とかもあるし
今日ぐらいまでに
終われれば
いい感じかな。」
「そうなんだぁ~。」
「でも、市場が休みだから
魚の仕込みの手伝いもないし
親方も早起きの必要がないから
私も親方も
少しは楽だよ。」
「それなら
ちょっとは気楽だね。
でも、どっちが欠けても困るから
気を付けてね、二人共♬」
//
はいよぉ~
\\
とりあえず
今日の仕込みはここまでにしておき
明日の元旦も
仕込みです。
ということで
月並みの言葉では
面白味がないので
前略ならぬ全略で
締めさせてもらいます。
「親方らしいねぇ♬

そんじゃ
新年もよろしく~」 by ミニふぐちゃん
2023.12.31|お弁当 お持ち帰り(テイクアウト) ふぐ |permalink|コメントはまだありません
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