ふぐ料理のハーフコースをバージョンアップさせた『特別会席』
Vol.4251
いらっしゃいませ
基本に据えた
“身体に優しい美味しい日本料理”
を信条とし
天然のとらふぐ、西京漬(西京焼)を
こよなく愛す
【佳肴 季凛】の店主兼熱血料理人の
志村弘信です。
今日(12月29日)は

ふぐ料理のハーフコース“季”を
バージョンアップさせた
『特別会席』について
お話しします。
「ねぇねぇ親方
コンロをセットしたってことは
すっぽん鍋か
ふぐちりが
出るってこと?」
と、ミニふぐちゃん。


「ふぐちりだけど・・・。」
「あっ、もしかして

今夜は伊勢海老付き?」
「ピンポ~ン!」
「じゃあ

このハチビキも?」
「もう一度
ピンポ~ン!」
「今夜の予約用に
どっちも仕入れて来たってこと?」
「結果的にね。
伊勢海老は前もって
注文してあったんだけど
葉血引(はちびき)は
地物だから
その日に行かないと
分からない魚だから
出たこと勝負みたいなもんだよ。」
そんな今朝の
仕入れというか
予習は
①伊勢海老

鮑(あわび)、栄螺(さざえ)

伊勢海老専門の問屋の
売場で仕入れました。
この中から
希望のサイズ(250グラム前後)を選び

活かしたまま
持ち帰ります。

②葉血引

下田産のものです。
葉血引は
大きくても4キロ程度で
理想のサイズは
2~3キロくらい。

皮と身の間の脂の美味しさも
味わって欲しいので
皮目を炙ります。
3キロを超えると
皮が硬くなるので
2~3キロが
理想なのです。
「ってことで
予習はいいかな?」
「はぁ~い♬」
ということで
今日の献立です。
◆先付~さきづけ~
南京豆腐(かぼちゃの豆腐)

◆刺身①
地魚の二種盛

葉血引と肩星鰯(かたぼしいわし)
肩星鰯は
一昨日(27日)に仕入れたもので
酢で締めてあります。

◆揚物
牡蛎(かき)の天ぷら

牡蛎の揚物というと
フライが一般的ですが
天ぷらの方が
牡蛎の風味を
段違いに味わうことが出来ます。
フライよりも
食感も軽いのが
一番の長所です。
◆刺身②
ふぐ刺

福島産の天然とらふぐ
◆鍋
ふぐちり

テーブルのセットの都合で
2人前×2つのご用意です。
厨房で温めてから
お出しします。
◆焼物
伊勢海老の具足焼

◆食事
ふぐ雑炊

雑炊は一つの鍋で仕立ててあります。
ふぐちりの土鍋を下げてから
厨房で作り

茶碗と

お新香を添え
キムチは味変用です。
◆デザート
シャインマスカットのアイス

タイトルにもあるように
今夜のコースは
ふぐ料理のハーフコース“季”を
ベースにし

伊勢海老の具足焼と
牡蛎のてんぷらを追加し
二品の先付のうち、一品を
地魚の二種盛に変更したものです。
これまでにもお話ししているように
『特別会席』は
お客様とのご要望に応じて
ご用意させて頂いており
特に決まった献立はありません。

ただ、をクリック
または、タップしてもらえれば
カテゴリーに飛ぶので
参考にしてみて下さい。
「明日は止市だけど
この準備は、もしかして・・・!?

そんじゃ、また」 by ふぐとらちゃん
コメントを残す