沼津魚市場の3種類の帽子
Vol.4244
いらっしゃいませ
基本に据えた
“身体に優しい美味しい日本料理”
を信条とし
天然のとらふぐ、西京漬(西京焼)を
こよなく愛す
【佳肴 季凛】の店主兼熱血料理人の
志村弘信です。
今日(12月22日)は

沼津魚市場の帽子について
お話しします。
「ねぇ、親方

穴が開いているけど
どういう帽子なの?」
と、ふぐとらちゃんが訊いてきました。
「この帽子は
魚市場でかぶる帽子で

この札を付けて

かぶる帽子だよ。」
「へぇ~。

その辺で
買えるものなの?」
「いやいや

魚市場の事務所で
買うんだよ。」
「ってことは
沼津の魚市場が
製造販売しているの?」
「いやぁ、それはないけど
ネットで調べても
売ってなかったんだよ。」
「検索のキーワードが
間違っていたとか・・・。」
「間違うも何も
魚市場 帽子 穴開き
みたいな言葉で
検索したんだけど
かすりもしなかったんだよ。」
「へぇ~。」
「ちなみに、市場には
3種類の帽子があるんだよ。」
「どういうこと?」
「まぁ、今説明するよ。」
①赤い帽子

魚市場の職員で
ユニフォームも赤
②ピンクのライン入りの帽子

魚市場で競りをする権利がある
いわゆる問屋
③無地の青い帽子

自分のように
買出人(かいだしにん)
魚市場構内で
購入することが可能ですが
競りをする権利は無し
「ってことで
分かった?」
「何となく。だから
『仲買人と作戦を立てて
競りに臨む』なんてことを
ブログに書いていたんだね。
やっと、その理屈が
分かったよ。」
「じゃあ、これからは
話が分かりやすくなるかもね。」
「うん、そうだね♬」
さらに言うと
47というのが
自分の窓口になっている問屋の番号で
9というのが
その枝番になります。
この番号が
魚市場でのハンドルネームのようなもので
この番号で
全てのやり取りが可能です。
今回のお話しは
沼津魚市場に限った話で
他の魚市場では
通用しません。
また、符牒(ふちょう)というか
暗号めいた使い方をする言葉もあり
長い間使われているものの中には
その語源が不明なものも
沢山あります。
そういった点でも
魚市場は
興味が湧く場所かもしれません。
「お昼ごはんの
銀鱈の切落としの西京焼が
んまそうだったなぁ~

そんじゃ、また明日」
コメントを残す