台風6号&7号の影響
Vol.4108
いらっしゃいませ
基本に据えた
“身体に優しい美味しい日本料理”
を信条とし
天然のとらふぐ、西京漬(西京焼)を
こよなく愛す
【佳肴 季凛】の店主兼熱血料理人の
志村弘信です。
今日(8月8日)は

台風の影響で
ガラ~ンとしていた沼津魚市場の様子
についてお話しします。
自分のFacebookの投稿を見た熱血君が

「ねぇ、親方
ここって市場?」
と、訊いてきました。
「そうだよ。

台風6号と7号の影響で
魚無し・・・」
6号の影響で
九州方面の魚はなく

両隣のこちらの売場は

送りと呼ばれ
全国各地から送られて来る魚が
並べられる売場で
いくらか並んでいる魚の産地は
関東以北の三陸や北海道です。
一方の7号の影響を
受けていた売場は
伊豆半島周辺の魚の売場は

皆無・・・。
沼津近隣の魚の売場は

伊豆方面よりも
少しはましでした。
とは言っても
普段の2割弱。
活魚売場は
地物だけでなく
送りの魚もあるのですが

地物や

三陸の平目(ひらめ)

常磐の伊勢海老が
数える程度。
別棟の売場に行っても

ガラ~ン。

特に、この売場は
九州方面の魚をメインに扱う問屋の売場で
開店休業状態。

「7号は今週末
来そうだけど
魚とか大丈夫なの?」
「魚は大丈夫だよ。
アレで冷凍したものがあるじゃん。」
「あぁ~、アレね。」
アレについては
あえて、ここでは書きませんが
気になる方は
直接お訊ね下さい。
ただ、魚の入荷と水揚げは
週末にかけて
じわじわと減っていきます。
しかも
12日(土)から14日(日)までは
沼津は休みです。
さらにさらに
7号の影響は
その3連休の後もありそうなので
気が気でなりません。
先程お話ししたように
自分の場合
さほど困ることはありませんが
こういう状況になって
一番たいへんな思いをするのは
漁師達です。
台風が去っても
海が荒れているだけでなく
川から流れたゴミや流木で
漁に出ることが出来ません。
さらには土砂、真水が流れ込むと
魚が潜ってしまうため
荒れてはいなくても
操業不可能です。
長ければ
半月も仕事になりません。
そういう状況をマスコミは
伝えるべきですし
人によっては
「良い休息が出来たと思えば・・・。」
みたいなことを
軽々しく言う始末。
操業出来ないというのは
収入が無いことを
意味しています。
そういう厳しい条件の下で
仕事をするのが
漁師であり
農家なのです。
一次産業なくして
食は成り立ちません。
食料自給率を見れば
一目瞭然です。
漁師や農家がいなくなったら
日本の食は
立ち行かなくなります。
日本人ひとりひとりが
食というものを
もっと考えるべきなのです。
食の最前線である魚市場というより
漁港に通う以上
自分は声を出し続けますし
それが出来るのも
地方の料理人の使命なのです。
先程お話ししたように
魚の仕入れについては
心配ありません。
ただ、天候次第では
営業の変更の可能性もあるので
ご来店をお考えの方は
お手数ですが
お問い合わせをお願いします。
「明日はお弁当の注文があるんだね。

そんじゃ、また」 by ふぐとらちゃん
当店のお取り寄せや
通販の商品などを
召し上がった方々が

投稿して下さっています。
ご興味、ご関心がある方は
是非、御覧下さい。
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