新しい温蔵庫
Vol.4068
いらっしゃいませ
基本に据えた
“身体に優しい美味しい日本料理”
を信条とし
天然のとらふぐ、西京漬(西京焼)を
こよなく愛す
【佳肴 季凛】の店主兼熱血料理人の
志村弘信です。
今日(6月29日)は
月1の“ふぐの日”だけに
いつも以上に
ふぐふぐしく・・・
「ねぇねぇ、親方
新しい温蔵庫のことを
ブログに書いていないけど
いつ話すの?」
と、ミニふぐ。
「あぁ、そうだったね~。
今日でしょ。」
「古くね。
先週届いたんだから
早めに話さないと・・・。」
「まぁ、流れとして
言ってみたけど
確かにね~。
食材じゃないけど
食べるものを扱う以上
鮮度が落ちないうちに
話さないとね。」
「そうそう。
じゃあ、今日はそれでね。」
温蔵庫が臨終を迎えたのは
4月半ばのことでした。
実は、“死亡診断書”をもらう前に
不具合が判明したので
2か月も不在。
不在だった理由は3つです。
①ゴールデンウィークを挟んだため
②受注生産のため
納期まで最低一か月を要す
③受注書の行き違い
温蔵庫を使う一番の目的は
蒸し物を保温しておくためです。
お客様が重なった場合
スチコンのみで対応でした。
スチコンとは
スチームコンベクションオーブンのことです。
使っていた道具が無いと
普段とは違う流れで
仕事をこなさなくてはならないので
この2か月間
かなりハードな仕事を強いられました。
そんな状況も
ようやく先週で
お仕舞となった次第です。
そんな先週の水曜日の午後
新しい温蔵庫が
外で待機しており
中では
温蔵庫の機能を失い
大きい箱と化した温蔵庫の
撤去を始めていました。
「撤去って言っても
キャスター付きだから
大した作業じゃないんだね。」
車に乗せられた古い温蔵庫見ると
「あぁ、いよいよ
お別れだね」
「そうだね。
長い間、お疲れ様。
どうも有難うね。」
と、見送りをしました。
中に戻ると
「無くなると
意外と広いんだね。」
「そうだね。
完全に空っぽになるのは
分からない振りだよ。」
その後
温蔵庫は
無事に
収まりました。
ちなみに、温蔵庫にの隣にあるのが
スチコンです。
「新しい温蔵庫は
半分くらいのサイズだけど
どうしてなの?」
「今までのは
季凛にリニューアルする前から
使っていたもので
その頃は
2階が客席だったから
大きい温蔵庫を使っていたんだよ。」
「へぇ~。
何年くらい前なの?」
「季凛になって
9月で15年だから
20年くらい前になるね。」
「それじゃ
温蔵庫も歳を取るわけだね。
折角だから
中を見せてくれる?」
「かしこまりました。
こちらが温蔵庫になります。」
「わぁ~
ピカピカじゃん」
とりあえず、
新しい温蔵庫が来たので
大人数の時だけでなく
お客様が重なった時でも
ひと安心です。
「明日で6月だけじゃなく
半年も終わりだね。
それじゃ、また」 by ふぐとらちゃん
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