W法事にW弁当
Vol.4043
いらっしゃいませ
基本に据えた
“身体に優しい美味しい日本料理”
を信条とし
天然のとらふぐ、西京漬(西京焼)を
こよなく愛す
【佳肴 季凛】の店主兼熱血料理人の
志村弘信です。
今日(6月4日)は

法事用のお弁当について
お話しします。
それじゃ、始めるよ~
今朝、厨房に行ったのは

5時半前でした。
陽も昇っていたので

ふぐとらちゃん達も
もぞもぞ・・・。
「おはよう、親方
いつもより早いけど
何かあるの・・・。」
と、ふぐとらちゃん。
「おはよう
今日は法事の予約が2組で
両方のお客さんから
法事用のお弁当も頼まれているから
早めのスタートだよ。」
と、返しました。
「じゃあ、頑張って~!」
そんなやり取りをしている間に
スチコンを立ち上げ

加熱し始める頃には

ふぐとらちゃんも起床。
温めたものの一つが

お弁当用の煮物です。
スチコンから出した煮物を見ると
ふぐとらちゃんが

「温めるだけで
いいの?」と、訊くので
「煮詰めないと
だめだよ。」
「どういうこと?」
「煮汁が残っていると
他の料理についたら
良くないし
煮汁=水分は
傷みやすいからだよ。」
「そうなんだぁ~。
だから、お弁当って
仕切りがあるんだね。」
「そうだよ。」
煮汁が減ってきたら
白滝を取り出すと

「どうして、白滝だけ
出しちゃうの?」
「完全に煮詰めると
味が濃くなっちゃうからだよ。」
「へぇ~。」
煮上げると

このように
煮物と一緒に温めていたのが
鰻(うなぎ)の蒲焼で

この蒲焼は

娘弁当用です。
レンチンならぬ
スチコンチンして
オンザライスで
うな丼が出来るので

ふぐとらちゃん曰く
「かなりの手抜きだよね~。
でも、豪華だから
何か不思議だね。」
「今日みたいに
仕事に追われている時は
時々やるよ。
真由美さんと二人仕事だから
店舗兼住宅のメリットを
活用しない手はないしね。」
※真由美さんとは
女将兼愛妻(!?)です。
うな丼と前後しながら

揚物
(あじのしんびき揚げ、鶏の唐揚げ)

鰆(さわら)の西京焼、玉子焼
を仕上げ
その頃までには
真由美さんが

盛付けを始めてくれ

お弁当は、このように。
「んまそう!」

と、ふぐとらちゃん。
「実は、3つのうち
1つだけ違うんだけど
分かるかな?」
「え゛っ!?
全部、同じじゃね。」
「いやいや

たくあんが2つと

梅干が1つだよ。」
「あっ、本当だ。
それはいいんだけど
お弁当だけに
重箱の隅を突くような
クエスチョンだねぇ~。」
「上手い!

山田く~ん
座布団持って来て~。」
「朝ごはんを食べていないから
座布団よりも
お弁当の方がいいんだけど・・・。」
最終チェックをしたら

出来上がりました。
基本的に
お弁当のご注文は
最低5個を目安とさせて頂いておりますが
法事のご予約をされた場合は
1個からのご注文でも
承っています。
お弁当の後は

法事用の料理に

取り掛かりました。
そんな今日の
法事の御席の献立は
こちらでした
◆先付
もろこし豆腐

◆お凌(しの)ぎ
サラダきしめん

◆小鍋①
鰻(うなぎ)鍋

◆小鍋②
めかぶと野菜の小鍋仕立て

※小鍋が2種類なのは
個室とホール席の
ご予算が違うからです。
◆揚物
ズッキーニの天ぷら

◆刺身

※葉血引(はちびき)
〆鯵(しめあじ)、湯葉
◆焼物
鰤(ぶり)の西京焼

◆蒸物
鰯(いわし)つみれ錦糸蒸し

◆デザート
桃のアイス

このような状況でしたので
満席のご案内をさせて頂くと

「僕達からも
ごめんなさい。」
こんな状況ゆえ
お断りしてしまったお客様には
改めて、お詫びさせて頂きます。
また、ご予約が重なった場合には
御席のご用意が
出来ないこともございますので
ご来店の際には
お問い合わせ
もしくは、ご予約をして頂けると
幸いです。
「明日は休みだね。

それじゃ、また」 by ミニふぐ
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