タコパ用の蛸(たこ)
Vol.4014
いらっしゃいませ
基本に据えた
“身体に優しい美味しい日本料理”
を信条とし
天然のとらふぐ、西京漬(西京焼)を
こよなく愛す
【佳肴 季凛】の店主兼熱血料理人の
志村弘信です。
今日(5月6日)は
タコパ用の蛸(たこ)について
お話しします。
それじゃ、始めるよ~
「親方、このタコは?」
と、ふぐとらちゃん。
「タコパ用の蛸(たこ)だよ。」
「お店でタコパなんてやるの?」
今更ですが
タコパとは
たこ焼きパーティーのことです。
「んなわけないじゃん。
●$☆が友達とやるから
寄付してあげたんだよ。」
※ ●$☆とは、次女のことです。
「いいなぁ~。
タコも沼津の市場で仕入れて来るの?」
「そうだよ。」
「ここの問屋なんだけど
ちりめん、しらすを
メインにしているんだよ。」
「へぇ~。」
「この中から
好きなものを選んで
秤(はかり)に
かけてもらんだよ。」
「ふぅ~ん。」
「スーパーなんかは
箱で仕入れているけどね。」
「ふぅ~ん。
普段、ブログで見ている
仕入れの様子に比べると
全然違うね。」
「まぁ~ね。
簡単に言えば
買い物って感じだしね。」
蛸は
ばらしたら
ぶつ切りに。
袋に入れると
「意外と大きいんだね。」
と、ふぐとらちゃん。
「そうだよ。
焼いていると
水が出て
小さくなるからね。」
「これぐらいだと
食べ応えがあるんじゃね。」
「やたらと
小さい蛸もあるからね。」
「で、タコパは
上手に出来たのかなぁ~?」
「ほら
写真を送って来たよ。」
「上手に焼けたね。
んまそう~。
タコ以外の具でも
出来るみたいだから
グーグル先生に訊いてみたよ。」
「どうだった?」
「ほら。」
「あっ
これね。」
※の写真をクリックか
タップすると
移動します。
「親方、定番に
さつま芋なんてあるけど・・・」
「あるね。さつま芋が定番なんて
ちょっとビックリだよ」
「だよね~。
いちごもあるし・・・」
「丸いクレープだと思えば
ありような気もするけど
う~ん。」
「チョコレートも
あるよ」
「あるね~。」
「ここまであると
何でもありって感じじゃね?」
「確かに・・・。
料理には決まりがないけど
自分としては
食材を粗末にするようなことだけは
して欲しくないね。」
「どういうこと?」
「作ったはいいけど
美味しくないから
捨てちゃうってことだよ。」
「それな~!」
「元はお金だし
それ以上に
食材を作る人達のことを思うと
粗末に出来ないからね。」
「それな~!」
「それなって
若い子がよく使うよね。」
「それな~!」
「元々の語源が気になって
調べていたら
『それな 英語』が
予測変換に出て来たんだよ。」
「どういうこと?」
「英訳すると
That’s it!
なんだよ。」
「で、どういう意味なの?」
「それで以上
その通り
それだけなの?
とかだよ。」
「それこそ
それな~!」
「ってことは
学生が英語の授業で教わったのが
始まりってことなのかねぇ。」
「知らんけど。
それよりも
僕達がタコパやる時も
寄付してくれる?」
「お手伝いしてくれれば
考えるよ。」
「わぁ~い♬」
「法事の予約があるから
明日、どう?」
「明日は
出掛ける予定があるから
無理だよ。」
「そりゃ残念。」
タコパのような略語
それなのような若者言葉。
言葉は時代によって
変化するものとは言え
平成生まれの令和育ちの若者に
ついていくのは
昭和生まれの自分にとっては
いやはや・・・。
「明日は法事があるんだって。
それじゃ、また」 by ミニふぐ
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