25本分のふぐの皮
今日は、ランチの営業が始まる頃から、
女将兼愛妻(!?)の真由美さんに、一昨日と昨日卸した25本分の天然のとらふぐ(富山・氷見&三重・熊野産)の皮の掃除をしてもらいました。
営業が終わる頃には、自分が手直して、
このようになりました。これで仕上がったわけではなく、棘を取らなくてはならないので、まだ途中です。
“ふぐに魅せられし料理人”の自分と言えども、明日の定休日にすることは避けたいので、夜の営業の合間を見ながら、棘を取るつもりでいました。
日曜日は、比較的、ご予約の時間が早いということもあり、ふぐ料理のお客様が、お食事を始める頃には、目途が着いたので、
棘取りを始めることにしました。如何せん、数が多いだけでなく、ふぐ刺の次にお出しする唐揚の時でも、
遅々として、進みません。それでも、
背の黒い部分は、雑炊をお出しするまでには、仕上げることが出来ました。
その次は、お腹の白い部分です。最初に、昨日の“チビとら”の21本を仕上げ、“ジャンボちゃん”と“大ちゃん”の4本の棘取りをするために、
出刃包丁を、大きいものに、取り替えました。ようやく、3コーナーから、4コーナーにさしかかったような感じです。
本数こそ、少ないものの、ご存じのように、ふぐはお腹を膨らませるので、白い部分は、棘を取るにつれ、段々と広がっていくので、背の黒い部分よりも、手間は倍くらいかかります。
後片付けをしている真由美さんを尻目に、
黙々と、包丁を動かし続け、ようやく、
最後の1本となりました。いよいよ、ホームストレッチで、ゴールラインに、突き進むのみです。あと、
僅かです。そして、
ついに、
FINISH!その瞬間に、頭の中では、
映画『ロッキー』のエンディングテーマが、流れていました・・・。
これで、明日の定休日は、仕込みもなく、休めることになりました。ところで、定休日と言えば、来週の27日(月)は、夜のみですが、営業致しますので、宜しくお願い致します。
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