昨日の鰤(ぶり)の産地
Vol.3993
いらっしゃいませ
基本に据えた
“身体に優しい美味しい日本料理”
を信条とし
天然のとらふぐ、西京漬(西京焼)を
こよなく愛す
【佳肴 季凛】の店主兼熱血料理人の
志村弘信です。
今日(4月15日)は
鰤(ぶり)の産地についてお話しします。
さぁ、始めるよ~
「親方
この焼物は?」
「あっ、これね。
鰤(ぶり)の西京焼なんだけど
一昨日のブログに書いた切身だよ。」
「それだから
形が少し悪いんだぁ~。」
「そうだよ。」
「で、今日は何の話?」
「仕入れはしなかったけど
今朝、入荷していた鰤(ぶり)の
産地のことかなぁ~。」
「それで、いいんじゃね?」
「はいよ~。」
寒鰤という言葉がありますが
この時季は全国各地の定置網で
鰤が多く水揚げされており
湧くと言う人もいるほどです。
なので、今朝の沼津魚市場にも
ガッツリ入荷。
一番多かったのが
静岡県焼津産で
サイズも7~8キロ台。
鰤のサイズとしては
まあまあ大きめ。
一般の方には
十分大きいかもしれませんが
水産業界でいうところの
デカい鰤というのは
10キロオーバー。
10キロオーバーと言えば
今朝の場合
山口県産。
10キロと8キロでは
2キロ=2割も違うので
かなり差があります。
脂の乗り具合も違いがあるのですが
あまり大きいと
西京焼用の切身にするには
不都合なので
あまり仕入れることはしません。
ここが、鰤の悩ましいところです。
また、今朝は三重県の鰤が
2口入荷していました。
その1
5キロ後半から7キロサイズの
Mサイズ
その2
7キロオーバー中心
三重県は南北に長く
漁港の数も多いので
鰤に限らず
様々な魚が水揚げされています。
ところで
鰤の三大漁場(さんだいぎょば)
なるものがあり
三大漁場は以下の3つです。
三大漁場
①富山県氷見市
②長崎県の五島列島
③京都府伊根町
ですが、2019年のデータでは
こんな感じ。
今回お話しするにあたり
色々調べると
富山県は15位以下とのこと。
ただ、 鰤の消費量ランキングでは
全国1位が富山県なのです。
う~ん・・・・。
まだまだ、勉強が足りないので
明らかに
気を取り直して
最後の産地が
網代(あじろ)産で
網代は
静岡県熱海市の漁港です。
6キロ台ですので
鰤というよりは
手前の稚鰤(わらさ)と
呼んでもいいかもしれません。
先程、お話ししたように
まだまだ知らないことも多く
勉強の余地
大いにありです。
明日も魚市場に行くのですが
魚だけでなく
知識も仕入れて来ます。
「それじゃ
また、明日」 by ミニふぐ
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