万事休す、温蔵庫
Vol.3990
いらっしゃいませ
基本に据えた
“身体に優しい美味しい日本料理”
を信条とし
天然のとらふぐ、西京漬(西京焼)を
こよなく愛す
【佳肴 季凛】の店主兼熱血料理人の
志村弘信です。
今日(4月12日)は
嬉しくない
温蔵庫の最期について
お話しします。
それでは
始めるよ~
先日、温蔵庫メーカーのサービスマンが
来てくれ
様子を見ていたミニふぐ達が
「親方、どうしたの?」
「どうこうも
“ふぐあい”が
発生しちゃったんだよ。」
「ふぐあいって
親方の十八番(おはこ)の
ふぐ愛=?」
「あ゛~っ!?
そっちじゃなくて、不具合。」
「それじゃ、ヤバいじゃん!」
「っていうか
壊れちゃったんだよ。
万事休す・・・。」
「困るじゃん
どうするの?」
「ただただ、困る!
買い替えるって言っても
「そうだよね~。」
「大人数の予約が入っても
スチコンとかを上手く使えば
どうにかなるんだけど
無いと不便だし・・・。」
※スチコンとは
スチームコンベクションオーブンのことです。
「マジで、どうするの?」
「大人数の時だから
料理の順番を差し替えるのも
ありかなって
考えているけどねぇ・・・。」
「そうすれば
上手くいくんじゃね?」
「多分・・・。」
「こういう時こそ
親方がよく言っている
『人生三種の神器の
努力、忍耐、工夫』
を使うしかないんじゃね。」
「そうだよ、そうだよ。」
「おっ、さすが
熱血料理人!」
「でも、さぁ・・・。」
「まだ、何かあるの?」
「この間のコールドテーブル
今回の温蔵庫には
“同級生”が一人いるんだよ。」
「“同級生”って?」
「同時期に買った冷蔵庫だよ。」
「マジで?」
「どれもこれも
経年劣化だから
覚悟はしているんだけど・・・。」
「そん時はそん時で
考えれば、いいじゃん。」
「まぁ~、そうするよ。」
「で、温蔵庫の不具合って
どういうことなの?」
「電源を入れると
異常ってとこが点いて
温度計が点滅するんだよ。」
「ふぅ~ん。」
「デジタル表示の
− − − (バー)が上に点くと
基盤の異常を意味するんだって。」
「ありゃりゃ・・・」
「どうあれ
色々と考えるよ。」
「そうだね。
親方の奮闘を期待するよ。」
「不具合を
ふぐ愛=に代えて
頑張るよ!
そう言えば・・・。」
「そう言えば
って?」
「4月9日は
イースター(復活祭)だったから
ここから復活するって
解釈しているんだよ。」
「わぁ~。
なんだかんだ言っても
前向きなんだねぇ、親方は。」
「そんなことはないけどね。
ただ、食っていう字は
人を良くするって書くでしょ。
それを仕事にしている以上
自分が良くならないと
人を良くすること
要は、お客さんを
喜ばすことが出来ないからね。」
「おぉ~。
親方の復活を応援して
イースターエッグね」
「おぉ~、有難う!」
悪く考えると
八方塞がりになってしまいますし
下を向くと
さらに、宜しくありません。
そういう時こそ
上を向いて歩くのみです。
「明日も頑張ってね。
そんじゃまた。」 by 熱血君
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