静岡県清水産のとらふぐ(天然)で、ふぐRUSH
Vol.3845
“身体に優しい、美味しい日本料理”を、
信条とする『佳肴 季凛』店主兼
熱血料理人の志村弘信です。
今朝の沼津魚市場の
活魚売場です。
仕入れる魚があろうとなかろうと
活魚売場には
必ず立ち寄ります。
殆どの場合
一番に最初に向かう売場です。
そんな今朝、静岡県清水産のとらふぐ(天然)が
入荷していました。
偶然にも水揚げした漁船は
第2福昇丸。
ふぐは福に通じることから
ふぐの本場、下関では
ふくと呼ばれています。
しかも、ふぐが昇るとなれば
“ふぐに魅せられし料理人”の
自分にとっては
天にも昇る気分です。
生簀を見ると
0,8キロが4本
0,9キロが2本
2,5キロが2本、1,3キロが1本
1,4キロが1本、0,7キロが2本
1,0キロが2本と、合計14本。
これらを見るだけで
笑点もとい、昇天気分。
壊れかかっているのが
自分でも、分かります。(笑)
この時点では
自分のものではないので
半ば正気でした。
そして、セリに臨むと
14打数13安打にして
9割2分9厘。
昇天どころか、召天されても
いいくらいの気分。
超々MAXで、萌え燃え・・・
完全に壊れてしまい、思考停止。
・・・・・
・・・・・
・・・・・
我に返り
生簀から取り出し
締めたら、一路『佳肴 季凛』へ。
『佳肴 季凛』に戻り
札を見たふぐネットが
「この札は何なの?」
「何なのって
今朝仕入れたとらふぐ。」
「1、2、3・・・
12、13!」
「そう13本。」
「ってことは
ふぐRUSHじゃん!」
「よく知っているじゃん。」
「親方のブログに書いてあったもん。
一度に10本以上の
天然のとらふぐを仕入れて
卸すことを言うんだよね。」
「正解!」
「じゃあ、僕達は
29匹だから
WふぐRUSHってことだね。
だけど、あと1匹いたら
トリプルになったね。」
「そうだね。
じゃあ、卸しちゃう?(笑)」
「ダメダメ~。」
まな板に乗せたら
最初にくちばしを切り落とすと
萌え燃え・・・とはならず。
今日のように沢山あると
小さいパーツは別にしておきます。
卸したら、いつものように
女将兼愛妻(!?)の真由美さんが
水洗いしてくれました。
「これだけあると
やってもやっても
終わらないんだけど・・・。」
その通りで
ランチの営業時間前までに
卸し終えなくてはなりません。
2,5キロのうち1本には
十分に成長した白子が入っていました。
全て卸した時点で撤収し
真由美さんと
♬お片付け~ お片付け~
さぁさ 二人でお片付け♬
どうにかこうにか
片付けを終え
無事ランチタイムの営業スタート。
ラストオーダーの時間になったら
仕切り直し。
真由美さんが水洗いしたものを
自分が手直しをし
洗い上げたら
拭き上げ
無事に
ふRUSHが
終了しました。
休憩を取ったら
今夜のふぐ料理の御席の
料理を準備すると
「親方、真由美さん、お疲れ様♬」
「まだ早いよ~。」
「そうだね。」
今夜お出ししたとらふぐは
一昨日卸した福島県産です。
天然のとらふぐは
最低でも2日
出来ることなら
3、4日寝かした方が
より美味しく食べることが出来ます。
特に、刺身の場合
水分が抜けないからです。
唐揚
ふぐちり
雑炊と
首尾よく 、ふぐ料理をお出しし
無事に一日が終わったのでした。
☆★☆ 【コエタス】 ★☆★
当店のお取り寄せや
通販の商品などを
召し上がった方々が、
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ご興味、ご関心がある方は、
御覧下さい。
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