バスツアーの後に、明日のお弁当の仕込み&【西京漬】の準備
Vol.3839
“身体に優しい、美味しい日本料理”を、
信条とする『佳肴 季凛』店主兼
熱血料理人の志村弘信です。
今日のように
バスツアーのお客様が見える時は
御予約のみの営業とさせて
頂くこともしばしばです。
このため
お断わりしてしまったお客様には
この場を借りて
改めてお詫びさせて頂きます。
お客様がお帰りになったので
お弁当の仕込みを始めると
西京味噌が届いたのが
これ幸い。
というのも
冷凍庫から銀鱈を出すことを
忘れていたからです。
銀鱈(アラスカ産)は
【西京漬】用で
とりあえず
このままにしておきました。
明日のお弁当は
午前と午後の2回戦ですので
煮物
焼物(サーモンの西京焼)を
別々にしておきました。
唯一同じにしておいたのが
海老の酒煮(さかに)です。
片付けを終えたら
女将兼愛妻(!?)の真由美さんが
揚物の鯵(あじ)に
打粉をしてくれました。
今度は【西京漬】用の西京味噌を
合わせると
ふぐネットがやって来て
「JASってあるけど
どういう意味なの?」
「あっ、これね。
有機JAS認証済のことだよ。
簡単に言うと、オーガニック。」
「 有機農産物とか
その加工食品のことでしょ?」
「すっげぇ~じゃん!
どこで覚えたの?」
「店のホームページや
親方のブログを読んでいたら
マクロビオティックが
気になって、色々と
ググったんだよ。」
「大したもんじゃん!」
「えへへ・・・。
気になったことがあったんだけど
訊いていい?」
「いいよ。仕込みも終わったしね。」
「オーガニックのものの方が
美味しいの?」
「その前に、どっちだと思う?」
「美味しい!」
「はずれじゃないけど
当たりじゃないよ。」
「えっ!?」
「安全、安心ということは言えるけど
それは、美味しいとは別だよ。」
「そうなんだぁ~。」
「そうは言っても
“身体に優しい美味しい日本料理”
っていうのが
自分のスタイルだから
ちゃんとした食材を使わないと
気が済まないんだよね。」
「そうなんだぁ~。」
「西京味噌よりも
仕込む魚の質の方が
ずっと大事だよ。」
「だから、親方は
魚市場に行くんだよね?」
「そうだよ。
魚食文化が日本料理だから
納得した魚でないと
モチベーションが下がるんだよ。」
「そう言えば、今日の銀鱈の西京焼
んまそうだったなぁ~」
「でしょ。
熱き想いと共に
漬け込んでいるからね。」
「さすが、熱血料理人!」
「熱血とか言う前に
料理人の基本だよ。」
「やばい、熱くなって来たから
この辺で撤収するね。」
「ちょっと、待て~!(笑)」
そして、夜の営業が終わったら
折だけでなく
お弁当用の道具なども
用意しておき
銀鱈を冷蔵庫にしまい
本日、打ち止め也。
明日のお弁当は
仕上がり時間が早いので
この辺りで・・・。
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