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バスツアー4連荘(三日目)

Vol.3817

“身体に優しい、美味しい日本料理”を、

信条とする『佳肴 季凛』店主兼

熱血料理人の志村弘信です。

一昨日

昨日と

続いている“バスツアー4連荘”ですが

今日で

三日目となりました。

ということで

今日のお話しは

三日目の様子についてです。

今朝

沼津魚市場に着いたのは

4時半前でした。

バスツアーのお客様が見えるので

普段よりも30分早く

昨日同様です。

構内を物色していると

福岡・玄界灘産の鰆(さわら)が

目に留まり

5,4キロ、5,2キロ

5,5キロ、4,9キロと

4本全て、5キロ前後でした。

自分好みの鰆は

4キロ以上ですので

先ずは第一関門クリア。

その後、別の売場に

地物の鰆が水揚げされていましたが

殆どが

小さいサイズでした。

ただ、

7,0キロという大きな鰆が

あったものの、パス。

パスしたのは

目方の割にスリムだったからです。

さらに、別の売場にも

福岡産の鰆があったのですが

全て3キロ台ゆえ、パス。

さらに、さらに、別の売場にも

福岡産があったのですが

2本入の6キロ台でしたので

当然パスしました。

急いで先程の売場に戻り

5,2キロのものを

仕入れることにし

釣ものと書かれた“札付き”です。

今朝のように、それなりの鰆が

入荷していることもあれば、

昨日は、これほどはありませんでした。

さらに、昨日のものは

3キロ前後で

もちろんパス。

たった一日で

入荷状況が変わるのが

魚なのです。

難しい面もあれば、

良い面もあり

魚市場に来る醍醐味の一つと

言えるかもしれません。

バスツアーのお客様が

見えるので

急いで帰ることにし

『佳肴 季凛』に戻ったのは

6時を回った頃でした。

出汁を引くなどの

ルーチンの段取りを終えたら

仕込みはせず

盛付けからのスタートです。

デザート(ココナッツミルクのムース)

刺身の三種盛

 ・勘八(かんぱち)

 ・鮪(まぐろ)のすき身

 ・湯葉

南京豆腐(南瓜の豆腐)を

盛付けたら、冷蔵庫へ。

そして、 蒸し物(鰯つみれ錦糸蒸し)を

温蔵庫にしまったら

鰆の下処理の開始です。

鰆を

まな板に乗せると

熱血君がやって来て

「おはようございます、親方。

仕入れ、お疲れ様です。」

「おはよう。」

「口のところに

傷があるのは

釣ものだから・・・?」

「そうだよ。針が残っていると

危ないからね。」

「鰆って言えば、

この間の『鰆(さわら)が【西京漬】の

ラインナップに入らない理由』

を読んだけど、鰆愛が凄いね。」

「そう?」

「そうもこうも

あれだけ書いてあれば・・・。

今日の鰆は、どう?」

「どうって、卸してみなきゃ、

わからないよ。

バスも来るし、急ぐから

下がっていて。」

「はぁ~い。」

鱗を包丁で取ると

ぬめりも多く、鮮度はバッチリ。

頭を落とすと

乳白色ということは、脂あり。

水洗いをし

卸すと

身割れ無しの身に、ひと安心。

腹骨を欠き

切身にしたのですが

尾に近い部分は

刺身用で

尾の先端は

お弁当用サイズに、包丁しておきました。

残りの片身も

同様に

しておきました。

切身にしたら

時間も迫ってきたので

女将兼愛妻(!?)の真由美さんに

掃除を任せ、切身を冷蔵庫へ。

その後、刺身にするため

皮に包丁目を入れたら

氷の上に乗せ

バーナーでFIRE! 

皮目を返し、冷めたら

水気をふき取り、

鰆の下拵えが終わりました。

そうこうすると

バス到着。

バタバタするのは

毎度のことですが

無事に料理を出し終えると

熱血君にせがまれ、外へ。

程なくすると

出発時間となり

いつものように

お見送り 👋 👋 👋

明日が“4連荘”の千秋楽ですので

器も、そのままに。

片付けの目途が着いたら

南京豆腐などの仕込みを始め

その頃、真由美さんは

千秋楽の御席の準備をしていましたが

夜の御席の個室は

セットが出来ないので

明日にすることにし

というか、明日にしてもらいます。

心を鬼にして、休憩はせず

出汁を取るためのあらを焼いたり

有機JAS認証済の西京味噌を

ベースにしたお手製の西京味噌と共に

真空パックし

ひと段落したら

夜の営業開始です。

千秋楽の明日は

魚市場が休みですが

明後日のお弁当の仕込みもあり

まだまだ、気は抜けません。

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