定休日の仕入れと仕込み
Vol.3813
“身体に優しい、美味しい日本料理”を、
信条とする『佳肴 季凛』店主兼
熱血料理人の志村弘信です。
今朝
沼津魚市場に行くと
魚の仕分けをしているところで
生簀を覗くと
西伊豆・仁科(にしな)産の
勘八(かんぱち)が入荷していました。
仕分けられた本数が
多かったので
あきらめようとすると
仁科と同じ西伊豆の土肥産のものが
目に留まり
1キロのものを
仕入れることが
出来ました。
勘八という名前は
頭の間に八の字の模様が
あることに由来し
間八と書くこともあります。
その後
【西京漬】用に
サーモン(ノルウェー産)と
同じくノルウェー産の鯖(さば)を
仕入れました。
『佳肴 季凛』に戻ると
ふぐネット達がやって来て
「おはようございます、親方♬」
「おはよう。」
「今日は月曜日だから
休みじゃないの?」
「休みだよ。
だから、休日出勤。
仕入れにも行ったけど
お弁当の注文をもらっているから
これから、お弁当を始めるよ。」
「そうなんだぁ。
じゃあ、お弁当が出来たら
カンパチのことを話してくれる?」
「いいよ。とりあえず
下がっていてね。」
「はぁ~い♬」
今日だけでなく
明日も
お弁当のご注文を頂いているので
その分の南蛮漬なども用意し
南蛮漬は
仕込んだものです。
銀鱈の西京焼や
玉子焼を仕上げると
「美味しそう 」と
ふぐネット。
いつものように
女将兼愛妻(!?)の真由美さんが
盛付けてくれ
このように仕上がりました。
一方の自分は
魚の仕込みを始めることにし
先ずは、勘八から。
布巾で覆うと
動かなくなるので
その瞬間に
締めたら
神経を抜くため
細い針金を通しました。
神経を抜くのは
死後硬直を遅らせて
鮮度を保つためです。
鱗が細かい勘八は
すき引きという方法で
包丁を使って
鱗を取り除き、
サーモンも同じやり方です。
水洗いをした勘八は
三枚に卸し
腹骨を欠いた状態で
冷蔵庫へしまい、
焼いてから出汁を取るため
きれいに水洗いしておきました。
今日のように
小さい勘八は
汐子(しょっこ)と
呼ぶ地域もあります。
そもそも、魚の名前の由来は
見た目、習性にちなみ、
意外と単純なものです。
サーモンは、
切身にし
有機JAS認証済の西京味噌を
ベースにしたお手製の
西京味噌と共に
真空パックしておきました。
また、今日のサーモンは
ギフト用だけでなく
来週のバスツアーのコース料理にも
使います。
魚の仕込みが済んだら
包丁を砥ぎ
♬ お片付け~
お片付け~
さぁさ 二人でお片付け ♬
最後に
折を
並べたり
お弁当用の道具を
用意し、休日出勤が終了。
なお、来週の月曜日も
明くる日のバスツアーの
準備などもあるので
休日出勤が決まっています。
今日と同じように
昼ぐらいまでには
終われればと
思っていますが・・・。
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