ふぐのイラストが描かれた新しいポーセラーツの器(湯呑編)
Vol.3798
“身体に優しい、美味しい日本料理”を、
信条とする『佳肴 季凛』店主兼
熱血料理人の志村弘信です。
昨日、



お話ししてきたポーセラーツの器ですが、

「今日が、最終回なんだよね。」と、熱血君。
「最終回は、

この湯呑についてだよ。」
「なんだかんだで、
3種類になったね。」
「まぁね。普段使っているのは、

このティーカップだよ。」
「ティーカップにしては、
大きいよね。」
「マグカップくらいの容量だね。
ティーカップだけあって、
薄口で使いやすいよ。」
「親方のインスタで、

お昼ごはんと一緒に写っているもん。」
「よくチェックしているね~。」
「まぁね。」
「有難う。
じゃあ、最終回もいってみよう!」
「はぁ~い。」
ティーカップも、

湯呑も、2つずつなのは、
自分と女将兼愛妻(!?)の真由美さん用の

夫婦(めおと)何とかだからです。
作って下さった【PLUSROSE】さん曰く、

「いつも、二人で仲良し子吉で
仕事をしている二人がモデルですよ。」
ですので、

青が自分用で、

赤が真由美さん用です。 と、
5種類のハートが
散りばめられているのですが、
ただ散りばめられているのではなく、
ふぐにちなみ、29個です。
側面が、

28個で、
中にある 、

または、 を足すと、

それぞれ29個になります。
さらに、ふぐのイラスト by 真由美さん の
色と互い違いになっている点も、
【PLUSROSE】さんらしい趣向です。
ただ、唯一気付いていなかったのが、
納品日が29日だったことでした。
それを伝えると、
「やられちゃった。」の一言で、
めでたし、めでたし。
ひれ酒用の酒器にせよ、

茶碗にせよ、

本来の日本料理店のイメージと、
かけ離れているように
思う方もいるかもしれません。
当初、自分自身も、
軽い感じがしたのは事実です。
ただ、日本料理店というと、
敷居が高いとか、
格式張っていると
思われることが多く、
日本料理そのものが、
段々と取っ付きにくいものに
なってしまいます。
そうなると、日本料理文化が
廃(すた)れてしまうだけでなく、
最後には、日本文化までも、
そうなるのは、嘆かわしいこと、
この上ありません。
日本料理を生業とした以上、
その伝統を後世に繋ぐのも、
料理人の務めなのです。
軽いから、
良いというわけではなく、
本物を受け入れやすく
することが必要で、
【佳肴 季凛】のように、
地方にある日本料理店こそ、
必要かもしれません。
軽さの中にある本物。
その逆説を、
突き詰め、
日本料理の魅力を
伝える努力を
惜しむわけにはいきません。
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