試験操業の天然とらふぐ(三重県安乗産)と鱧(山口県&大分県産)
Vol.3781
『佳肴 季凛』店主兼
熱血料理人の志村弘信が、
生涯、一料理人を貫くためが想いを、
今日も認めます。
今朝、

沼津魚市場に行くと、

自分宛のとらふぐ(天然)が届いていました。
中を確認すると、

7本全て、スイスイ。
となれば、萌え燃え・・・
お腹の中の餌を吐き出し、

汚れていた海水を捨て、

新しい海水を足し、

きれいさっぱり。
タイトルにもあるように、
このとらふぐは、
試験操業で水揚げされたもので、
試験操業とは、解禁前、
魚の生育状況などを確認するために、
行うものです。
ちなみに、三重県、愛知県、静岡県の
東海三県のとらふぐ(天然)漁のシーズンは、
10月1日から2月末となっています。
また、今回の試験操業による
水揚げ、入札の様子については、


山口県と大分県産の鱧(はも)を仕入れ、
時間を確認すると、

5時過ぎで、
普段なら、着く時間ですが、
このまま帰ることにしました。
ちなみに、今朝着いたのは、

4時半前で、このような状況なのは、
急遽、お休みさせて
頂くことにしたからです。
そのため、【佳肴 季凛】に戻ったのは、

6時前で、
とらふぐを取り出し、

締めたら、

海水に

つけたのち、

卸し始めました。
その頃、女将兼愛妻(!?)の真由美さんは、

鱧のぬめりを取ってくれ、
取り終えたら、

水洗いを、

普段なら、卸し終えた時点で、
自分が手直しをするのですが、

とりあえず、

鱧を卸した時点で、タイムアップ間近。
その頃までに、

水洗いの第一ステージを終え、
掃除を始め、

とらふぐを冷蔵庫にしまい、

すべき仕込みが終わり、一時撤収。
用事済ませ、午後に戻ったら、

水洗いの手直しをし、

拭き上げたとらふぐを冷蔵庫へ。
明日も、とらふぐ(天然)が入荷するので、

カウンター周りを養生すると、
ミニふぐがやって来て、

「親方、お疲れ様♬」
「お疲れ~。」
「せわしなかったから、
声を掛けられなかったよ。」
「特に、朝がバタバタで・・・。」
「ところで、このチラシ、
親方の母校の明治大学のだよ。」
「そうだね。」
「大学を卒業していたのは、
知っていたけど、どうして、
料理の道に転がったの?」
「料理が好きになっちゃったからだよ。
かなり前に、書いたけど・・・。」
「そうなの?」
「おっ、あったあった。

このブログだよ。」
「おぉ、あとで読んでみるね。」
「大まかだけど、読んでみてよ。」
「はぁ~い♬」
ところで、試験操業の結果、
今日のような1キロ下のとらふぐが
多かったこともあり、
今シーズンの予想は
まずまずのような気配とのことです。
また、昨シーズンは、
とらふぐ漁に影響するほど、
外道(げどう)のさばふぐが多かったため、
いまいちでした。
ちなみに、外道とは、
本命の魚以外に釣れた魚のことを言います。
このところ、沼津や由比などで、
さばふぐの水揚げが少ないので、
昨シーズンのようなことはなさそうです。
ただ、自然相手にして、
海の中や天気は、不明ゆえ、
実際のところは、
それこそ予定は未定ですが、
豊漁とまではいかなくても、
不漁で気を揉むようなことだけは、
あって欲しくありません。
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