お弁当の仕込みついでに、賄いのカレーの仕込み
Vol.3761
“身体に優しい、美味しい日本料理”が
信条の『佳肴 季凛』店主兼
熱血料理人の志村弘信です。
今日は、出汁を引くなど、
ルーチンの段取りを終えたら、
明後日の法事用のお弁当の
仕込みをすることにしました。
最初に、

西京焼用のサーモンに、
串を打ち終えると、

ミニふぐ達がやって来て、

「親方、切身に味噌がついていないけど・・・。」
「そうだよ。

味噌を洗い流して、
水気を拭いてから、
串を打っているんだよ。」
「味は抜けないの?」
「味がしみ込んでいるから、
問題ないよ。」
「そうなんだ~。」
「そのまま焼くと、
味噌が焦げて、見た目も良くないし、
味も落ちちゃうんだよね~。
だから、西京焼って、
あんまり美味しくないと
思っている人も多いんだよね。」
「西京焼マニアの親方としては、
淋しいでしょ。」
「淋しいなんてもんじゃないし、

うちの『西京漬』のページを見れば、
分かるでしょ?」
「この部分なんて、

特に分かる!
味噌を洗った水は、
どうしちゃうの?」
「もったいないから、

今、仕込んでいる賄い用のカレーに、
入れるんだよ。」
「へぇ~!」
「どんなものでも、最後まで使わないと、
気が済まないし、もったいないからね。
まだまだ仕込みもあるから、
この辺にして、下がっていて。」
「はぁ~い♬」
サーモンの串打ちをしている隣では、
女将兼愛妻(!?)の真由美さんが、

海老の酒煮(えびのさかに)用の
海老の背わたを取ってくれ、

このように仕上がり、冷蔵庫へ。
背わた取りを終えた真由美さんは、

煮物用の野菜の皮剥きをしてくれ、
牛蒡(ごぼう)が終わったら、

人参の皮も、
剥いてくれました。
人参の皮は、

適当に、

切り刻んだら、

牛蒡の切り落としなどと共に、
西京味噌を洗い流した水同様、

賄いのカレー行きです。
野菜を包丁するのは、
自分で、

下茹でしたのち、煮含め、
煮物は、

人参、

牛蒡とさつま揚げ、

蒟蒻(こんにゃく)の4種類で、

ここまで終わったら、
今日のノルマが終了し、
煮物は、火入れを兼ねて、
当日、煮上げます。
明日は、揚物などの
仕込みをするのですが、
数も多いだけでなく、日曜日は、
明くる日のバスツアー用の
仕込みや準備もあるので、
ランチ、夕席共に、
お休みさせて頂きます。
ご迷惑をお掛けするかもしれませんが、
ご理解のほど、くれぐれも
宜しくお願い致します。
2022.8.26|西京漬 お弁当 賄(まかな)い 野菜・果物(フルーツ) |permalink|コメントはまだありません
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