仕入れは、鱧しんじょう蒸し用のすり身のみ
生涯、一料理人を貫くためが想いを、『佳肴 季凛』店主兼熱血料理人の志村弘信が、3735回目の今日も認めますので、お付き合いのほど、宜しくお願いします。
今朝の沼津魚市場は、

月末の日曜日ということもあり、

地物の金目鯛などの水揚げなどがあったものの、

冷凍ものなどを扱う売場は、案の定、静かでした。
そんな今朝の仕入れは、

すり身だけでした。
すり身だけのために来たのは、それこそ、ご苦労様ということになるのですが、これが無ければ、仕込みが出来ないからです。
その仕込みとは、

鱧しんじょう蒸しです。
骨切をした鱧の切り落としの身の皮を引いたら、

フードプロセッサーにかけ、

すり身にします。
そこに、

すり身を入れたら、調味料などを加え、しんじょう地(ぢ)が出来上がり、しんじょう地を丸めたら、

皮目に打粉(うちこ)をした鱧の身を乗せ、

蒸せば、

出来上がりました。
すると、ミニふぐ達がやって来て、

「親方、何となく甘いような香りがするんだけど・・・。」
「それはね、生クリームが入っているからだよ。

ほら。」
「そうなんだ~。」
「生クリームが入っているから、ふんわりとしているよ。作り方は、これを読んでくれれば、いいよ。お出しする時のことも、書いてあるからね。」
「うん、うん。」
一度の仕込みで、約30個分出来、

余った分は、

真空パックして、冷凍しておき、隣にあるのは、

ムースやアイスにする桃のピューレです。
明後日の火曜日が休市日なので、定休日ですが、明日も魚市場へ行って来ます。
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