晦日ふぐ
昨日、自分が天然のとらふぐを仕入れている三重県の魚屋さんが、facebook に、
こんな写真を、投稿していました。
年内に使う分量は、十分仕入れていましたが、“ふぐに魅せられし料理人”の自分としては、見過すことが、出来なかっただけでなく、年の瀬ともなると、天然のとらふぐとは思えないような値段がつくこともあるので、すぐに連絡をし、作戦会議をし、セリを待つことにしました。
しばらくすると、
こんな写真が届き、このうちの左の仕切りの3本と、右側の仕切りの2本が、自分用とのメッセージ付でした。
夕方になると、発送前の写真が、
送られて来ました。そんな状況でしたので、昨日の営業が終わると、
まな板周りを、養生して、仕事を終えました。かくして、12月30日の今日、天然のとらふぐを卸すことになったので、タイトルにもあるように、“晦日ふぐ”と、自分は、呼ぶことにしました。
そして、あくる日の今日、
宅配便の営業所に行き、
二つの発泡スチロールを受け取り、【佳肴 季凛】に戻りました。ブクブク付きで、活きたまま発送されても、万が一ということもあるので、開けるまでは、気が気でなりませんでしたが、
全て無事で、
そのまま取り出し、締めました。見た目からして、全て白子入りのオスのような感じでしたが、
最後の1本は、
残念なことに、メスでした。メスの生殖腺の卵巣は、猛毒ゆえ、食べれません。というより、食べると、痺れます。
その後、水洗いをして、
“晦日ふぐ”は、終わりました。
当店の営業は、今日までで、明日の大晦日は、
お持ち帰りのふぐ料理『ふくはうち』と、
揚物と焼物の盛り込み料理『言祝ぎ』を、仕上げます。
明日の更新は、どうなるか分かりませんが、とりあえず、来年も宜しくお願い致します。
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