特別会席とふぐコース用のふぐ刺
生涯、一料理人を貫くためが想いを、『佳肴 季凛』店主兼熱血料理人の志村弘信が、3664回目の今日も認めますので、お付き合いのほど、宜しくお願いします。
今日のお昼は、個室に、

法事の御席、 オープンスペースのテーブル席に、

お祝いの御席がありました。
お客様にもよりますが、法事の御席では、

陰膳を設けることもあり、 陰膳とは、個人の遺影を置き、その人の分の食事を準備したもので、正式な方法もあるようですが、御飯と料理を簡単に用意しています。
一般のお客様にもお出しする料理であるだけでなく、お持ち帰りしても差支えがないようにするため、

揚物(海老の彩揚げ、鯵のしんびき揚げ)

御飯(昆布御飯)を御用意し、白米、押麦、もち米が入っており、お客様が見えたら、お出ししました。
ところで、今日の法事のコース料理の刺身は、

ふぐ刺のMサイズを御用意しました。
引き終えると、ミニふぐがやって来て、

「おはようございます、親方♬ふぐ刺が付くなんて、豪華だね。」
「おはよう。それなりのご予算だからね。ふぐ刺なのに、赤い色をしているのはが、分かる?」
「分かるよ。大きいとらふぐだと、こうなるんだよね。小さいと、皮目に色が出ないって、親方が言ってた。」
「たいへん良く出来ました!」
「葱(ねぎ)を盛付けたら、乾かないようにラップするから、下がっていてくれる?」
「はぁ~い」と、返事は良いものの、

番重(ばんじゅう)に入って、「ふぐ刺、ふぐ刺♬」
「そのまま、冷蔵庫にしまっちゃうよ。」
「そりゃ、ヤバい。親方、頑張って!」
どちらのお客様も、お帰りになったら、

夜のふぐ刺を引くと、再び、ミニふぐ達がやって来て、

「この縞々の器と、

こっちのサイズは違うけど、どうして?」
「縞々の方は、ふぐ料理のフルコース(おひとり 11,000円)のふぐ刺で、六角の器の方は、特別会席の刺身だよ。」
「どっちも、いつものように、天然のとらふぐでしょ?」
「左様でございます。昼のも、夜のも、三重県熊野産で、5キロくらいの大きいものだよ。」
「5キロくらいっていうと、

ジャンボちゃんとふぐ子ちゃんよりも、大きいね。どっちも4129(良いふぐ)グラムだからね。」
「そうそう。予約の時間まで、余裕があるから、少し休憩するね。」
「ハードだけど、ファイト!」
ラップをし、

冷蔵庫にしまい、休憩を取り、夜の営業に備えたのでした。
ところで、冒頭のテーブル席に、半月盆が置いてあるのは、

お子様用の御席で、その料理については、改めてお話しさせて頂きます。
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