ふぐ刺と西京焼を献立に入れた法事料理
料理が好きで、料理人になって、3分の1世紀にして、誰が名付けたのか、熱血料理人。
そんな料理への想いや日々の様子を、 熱血料理人の店主・志村弘信が3651回目の今日も認(したた)めます。
コース料理を基本としている当店ですが、ここ最近は、ふぐ刺と西京焼を組み込んだ献立のご要望が多く、その分、品数を減らして、質を上げた献立にしています。
そんな今日の法事の御席も、そのような献立でした。
ということで、今日の法事料理の献立が今回のお話しです。
法事のように、それなりの人数が集まる御席の場合、

御席には、小鍋、御飯(香の物付)をセットしておき、今日の小鍋は、

鰻鍋でした。
また、御飯は、

名残とも言うべき筍御飯で、香の物(おしんこう)は、

浅漬と糠漬です。
お客様が御来店され、献杯が済んだら、料理をお出ししていき、先付(さきづけ)は、

グリンピース豆腐で、天にあしらってあるのは、枸杞(くこ)の実で、甘酢に漬けてあります。
先付の次が揚物(海老の彩り揚げ、鯵のしんびき揚げ)で、

会席料理では、献立の後の方になるのが多いのですが、献杯の時にはビールを飲まれる方もいらっしゃるだけでなく、豪華な昼ごはんとか贅沢なランチという意味もあるので、早めにお出し出来るものから、お出しするようにしています。
また、法事ということで、天紙(てんし)は、

緑でふち取られたものです。
3品目が、

ふぐ刺で、ふぐは、三重県熊野産の天然のとらふぐでした。
すると、チビふぐ達がやって来て、

「親方、FIGHT!」
そして、ふぐ刺同様、お客様のご希望の西京焼をお出しし、

今日は、鰆(さわら)をお出ししたら、

鰯つみれ錦糸蒸しをお出ししました。
最後は、

梅のアイスで、チビふぐ達が再びやって来て、

「親方、お疲れ様。」
「まだ片付けもあるし、夜の御席の準備もあるから、まだまだだよ。」
「じゃあ、もう一回、FIGHT! 」
片付けをし、

夜のセットを終えたら、

しばし、休憩。
昼ほどハードではないものの、夜の営業を無事にこなし、お客様がお帰りになったので、

洗い場で、“冷却水”を注入しながら、ゴールデンウィークを挟んだ13連勤が終わったのでした。
コメントを残す