三宅島産の本鮪(ホンマグロ)と黄肌鮪(キハダマグロ)
料理が好きで、料理人になって、3分の1世紀にして、誰が名付けたのか、熱血料理人。
そんな料理への想いや日々の様子を、 熱血料理人の店主・志村弘信が3610回目の今日も認(したた)めます。
昨日のお話しの『2種類の鯖(さば)の【西京漬】』の中で触れなかった本鮪(ホンマグ))と黄肌鮪(キハダマグロ)が、今日のお話しです。
昨日、沼津魚市場に行くと、

三宅島産の本鮪(ホンマグロ)と黄肌鮪(キハダマグロ)の水揚げと、

競りの準備をしていました。
水揚げをしている漁船は、

和歌山県の漁船で、

この船の次には、2隻の漁船が待っており、今朝だけで、10隻以上の漁船の入港があったようです。
和歌山県の漁船が沼津で水揚げするのは、漁場(ぎょば)との距離、魚市場の休みとも関連があります。
黄肌鮪は、その名の通り、 皮が黄色いだけでなく、

ひれも黄色で、

英語では、Yellow fin tuna (黄色いひれの鮪)と呼ばれています。
水揚げされたもののうち、小さいものは、

8キロぐらいのもので、大きいものは、先程の写真のように、50キロ前後のものでした。
また、大きいものは高値で取引されるので、小さいものよりは、丁寧に扱い、

神経を抜いてありました。
また、黄肌鮪だけでなく、

本鮪の水揚げもあり、

一番大きいもので175キロあり、この時点で、

7本の水揚げがありました。
黄肌鮪の大きいものは50キロで、本鮪の場合、200キロを超えるものも珍しくありません。
ちなみに、本鮪という呼び名は、食材としての呼び名で、生物学的には、クロマグロが正式なものです。
最終的には、

このような状態になったのですが、先週の金曜日も水揚げがあり、

その時の値段を訊くと、1本あたり、中古の軽自動車ぐらいでした。
対して、目方こそ半分ですが、一番大きい黄肌鮪がその半分ということはなく、新品の自転車というか、ママチャリがいいところで、同じ鮪とは言え、大きな差あります。
例年、このような様子を目にする機会は、梅雨前ぐらいまでで、魚市場の様子は、歳時記そのものなのです。
最後は、いつものように、おまけ写真ですが、定休日の今日は、

女三羽烏が出払ったこともあり、自宅警備員と化した自分は、独り昼ごはんとなり、鰻を食べることしました。
すると、ミニふぐがやって来て、

「親方、美味しそうだねぇ~。少しだけ、くださいな♬」と・・・。
ということで、ご笑納頂けると、幸いです。
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