紀州から入荷した本鮪(和歌山・那智勝浦産)&とらふぐ(三重・熊野産)
今日は、朝一番に、
宅配便の営業所に、三重県熊野から届く予定の天然のとらふぐと、東京・築地からの鮪を、取りに行きました。御歳暮のシーズン真っ只中ということもあり、
到着した荷物は、てんこ盛りでした。奥に進んでみたところ、ふぐの入った発泡スチロールは、見当たらず、輸送状況を調べると、延着ということが分かり、一抹の不安を抱えながら、
鮪の入った発泡スチロールだけを、持ち帰ることにしました。ちなみに、去年も、一度、延着になったことがありました。
【佳肴 季凛】に戻り、中に入っていた鮪は、
和歌山県那智勝浦産の生の本鮪でした。言わずもがなの天然です。前回の気仙沼産の本鮪に、
勝るとも劣らないレベルでしたが、今日の那智勝浦産の方が、自分好みのもので、普段なら、小躍りしたくる気分で、仕事をするのですが、“ふぐに魅せられし料理人”の自分としては、入荷するはずのふぐの状態が気になるので、どうもテンションが上がりませんでした。
そんな気分で、ランチの営業をしていると、宅配便の営業所から、ふぐが到着したとの連絡が入り、ホールのアルバイトに、取りに行ってもらい、
急いで中を確認すると、
発送前と変わらず、
元気に、スイスイしていました。ちょうどその頃、お客様もお帰りになったので、
卸すために、まな板に乗せると、女将兼愛妻(!?)の真由美さんが、
カウンター周りを養生してくれ、
締めました。1本目を卸すと、
十分に成長した白子が入っており、2本目にも、
小さ目でしたが、こちらも白子入りで、“2打数2安打”の結果に、終えることが出来ました。
そんな今夜は、ふぐ料理のご予約を頂いており、先付の一品として、
那智勝浦産の本鮪の中とろを、2貫付けで、お出ししました。また、ふぐ刺は、
今朝のものは、刺身に仕立てられないので、今夜のご予約に合わせて、金曜日に卸した三重県産のもので、天然のとらふぐの歯応えと甘味が、絶妙な具合でした。
タイトルにもあるように、今日の本鮪もとらふぐも、紀州産のものです。これまでに、何度もお話ししたことがありますが、紀州は、日本の漁業のメッカともいうべき地域で、魚に関しては、他の地域の追随を許さない点がいくつも、あります。
三重や和歌山などの紀州産の魚は、質の良いものが多く、色んな魚を使ったことがあり、未だに、自分は、行ったことすらありませんが、自分にとっては、かなり身近な存在で、特に、一昨年から、三重県から直接、天然のとらふぐを仕入れてからは、さらに身近な存在になっています。
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