コースの一部を、ふぐ刺と西京焼に差し替えたすっぽん料理
美味しい料理や食べ物が好きで、 料理を作ってみたら、料理好きになり、その挙句に料理人になってしまって、3分の1世紀。そして、誰が名付けたのか、熱血料理人。
そんな料理への想いや日々の様子を、 熱血料理人の店主・志村弘信が3539回目の今日も認(したた)めます。
当店のコース料理のお品書きを開くと、

コース料理のページがあり、

その中に、

すっぽん料理(おひとり 9,350円)があります。
お品書きにもあるように、“すっぽん尽くしのコース”ですが、活血とすっぽんの刺身は、苦手な方も多いのが、実際のところです。
また、すっぽんは鍋に仕立ててこそ、真価が発揮出来るので、個人的には、すっぽん尽くしよりも、すっぽん鍋をメインに仕立てたコースをおすすめしています。
そんな昨日、タイトルにもある『ふぐ刺と西京焼に差し替えたすっぽん料理』を御用意したので、今回はそれについて、お話しすることにしました。
先付は、

南京豆腐で、通常は二品出すのですが、今回は一品にしました。
先付の一品、活血、すっぽんの刺身の替わりとして、

ふぐ刺をお出しし、ふぐは、遠州灘・舞阪産の天然のとらふぐです。
すっぽんの唐揚は、

通常通りで、唐揚げにする部位は後ろ脚で、薄口醤油と日本酒を同割にしたものに、10分ほど漬けたら、片栗粉を付けて揚げてあります。
そして、メインたるすっぽん鍋は、

厨房で温めてからお出しし、すっぽん以外の食材は、豆腐、くずきり、焼葱だけで、お出しする直前に、卸し生姜のしぼり汁を入れており、生姜の風味は、すっぽんを味わうには欠かせません。
すっぽん鍋をお出ししたら、

鰆の西京焼をお出しし、ふぐ刺同様、先付、活血、すっぽんの刺身の差し替えです。
頃合いを見計らい、鍋を下げたら、

お新香と取皿をお出しし、すっぽん鍋の出汁と取り置きしておいたすっぽんの出汁で、

雑炊に仕立てました。
最後に、デザートの梅のアイスをお出しし、

コースが終わりました。
すっぽん尽くしがいいのか、すっぽん料理のコースなのに、ふぐ刺や西京焼が召し上がれるのがいいのかは、お客様次第です。
御予約の際に、お申し付け下されば、その通りに御用意させて頂きますので、宜しくお願いします。
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