干支の置物は、ふぐとら
料理が好きで、料理人になって、3分の1世紀。そして、誰が名付けたのか、熱血料理人。
そんな料理への想いや日々の様子を、 熱血料理人の店主・志村弘信が3509回目の今日も認(したた)めます。
いつものように、沼津魚市場に着いたら、
今朝も、一番最初に、活魚売場に向かいました。
しかも、今朝は、昨日の時点で注文しておいた天然のとらふぐ(福島産)が用意されていたからで、
中を開けると、
5本全てスイスイとなれば、
萌え燃え・・・
生簀から取り出したら、
その場で締めて、
持ち帰ることにしました。
とらふぐに限らず、ふぐ類は血も有毒だと思われてい方も多いようですが、血は無毒です。
以前、今朝のように締めていたら、年配の魚屋さんに、「こんなとこで、ふぐを締めていいわけないだろ!」と言われ、「ふぐ免許ある?ふぐの血には、毒が無いし、締めるだけなら、普通の魚と変わらないんだけどね・・・。知らないとは、ふぐの毒よりも、怖いよ!」と、言いたかったのですが、そこは、大人の対応をして、スルーしました。
とらふぐは、
卸したら、
女将兼愛妻(!?)の真由美さんが水洗いしたのち、
自分が手直しをし、
洗い上げ、
とらふぐの仕込みが終わりました。
というわけで、前置が長くなりましたが、ここからが今日の本題です。
来年(令和4年)は寅年ですが、先日、
『佳肴 季凛』のカウンターにある“癒やしのふぐギャラリー”の殆どを作って下さった常連さんが、
干支である寅の置物を、
持って来て下さいました。
よく見ると、寅が抱えているのは、
とらふぐで、言うなれば、ふぐとらです。
常連さん曰く、「ここ最近、ふぐッズというか、萌え燃え・・・ グッズを作っていなかったから、どうも調子が乗らなくって、たまたま“100均”に行ったら、面白そうなのがあったから、作っちゃった♬」
見るやいなや、「自分と同じくらいに、ふぐに魅せられていますね~。」と、伝えました。
ケースの裏には、
寅親子とありますが、常連さんがモチーフにしたのは、
こちらで、当店のホームページの【店舗案内】に載っているものと≒(ニアリーイコール)のものです。
「作っちゃった♬」とあるように、この親子のビフォアーは、
このようなもので、
羽子板が黒いから、とらふぐに繋がるのは、ハンドクラフトの達人にして、あれだけの数のふぐッズを作って下さっている以上、当然と言えば、当然ですが、そのアイデアとセンスは、お見事の一言の尽きます。
このふぐとらのお陰で、快く新年を迎えられ、来年の歳神様は、ふぐとらにして、萌え燃え・・・
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