『鰯の丸煮』用の生の真鰯(まいわし)は、千葉県銚子産
今朝、沼津魚市場に着き、

最初に向かったのが、鯵(あじ)、鰯(いわし)などの売場で、この売場のことを、沼津魚市場では5品目の売場と呼ばれており、5品目とは、鯵、鰯、鯖(さば)、秋刀魚(さんま)、烏賊(いか)を指します。
ただ、ひとくちに烏賊と言っても、障泥烏賊(あおりいか)のように高級なものもいますが、5品目の烏賊は、真烏賊(まいか)とも呼ばれる鯣烏賊(するめいか)で、いずれにせよ、スーパーなどで並ぶ大衆魚が、5品目なのです。
大衆魚とは言っても、かつてに比べ、魚価そのものが高くなったので、大衆魚という呼び方は、正確ではないかもしれません。
そして、今日のお目当てが、

真鰯で、

特大とあるように、

100グラムUPにして、大羽(おおば)と呼ばれるもので、

2ケース仕入れることにしたのですが、隣の緑のテープのものも真鰯で、同じ荷主にして、今日の真鰯は、

千葉県銚子産のもので、真鰯は、

ギフト、通販、お取り寄せの商品の『鰯の丸煮』用に仕入れました。
生の真鰯を仕入れるのは、4月の最初以来で、その時の真鰯は富山県産で、2ヵ月振りということになるだけでなく、今年に入ってから、今日が2度目で、それ以外は、全て冷凍の真鰯で仕込んでおり、冷凍ものの方が、脂が乗っていたからです。
ただ、入梅鰯という言葉があるように、ようやく、先月の終わりくらいから、脂も乗り始めており、一ヶ月くらい前の真鰯は、

このような感じで、詳細については、こちらをお読み下さい。
仕入れを終え、『佳肴 季凛』に戻り、ルーチンの仕込みや段取りを終えたら、

真鰯の下拵えをすることにし、

鱗を取り、頭と尾を落とし、はらわたを抜くと、白くなっているように、脂の乗りも良さげでした。
下拵えをした真鰯の水洗いをしてくれるのは、

いつものように女将兼愛妻(!?)の真由美さんで、身の次に、

焼いてから出汁を取るため、

頭の掃除をし終えたら、

下拵えが終わり、

まな板周り、カウンター内の掃除をしました。
そして、

腹に残っている苦玉とも呼ばれる胆のうの部分を包丁したら、

真由美さんが中骨に残っている血の部分を洗い、

クッキングシートを敷いた鍋に並べ、

水と酢を注ぎ、

重しをし、超々弱火で火に掛け、仕上るのは、丸煮だけあって、それこそ丸二日かかる明日です。
そうこうしていると、ランチの営業時間となり、営業が終わり、片付が終わったら、

塩焼にして、粗目に卸した本山葵を添えて、昼ごはんに食べたところ、案の定の脂の乗り具合で、明日の仕上がりに期待が持てました。
賄いということで、例のふぐのイラストが描かれたオリジナルのポーセラーツの器に盛り付け、味だけでなく、“ふぐに魅せられし料理人”の舌も心も満足している今日この頃です。
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