続・久しぶりの畑
昨日、芦沢さんの畑に行ったお話しをしました。その続きです。
畑の隅の方には、稲の苗を育てていました。芝生と見間違えそうです。そこを過ぎ、畑を歩いていると、自分の大嫌いなものがいました。
蛙です。こんな小さな蛙でも、駄目です。すっぽんは平気でも、どうしても、蛙だけは・・・。蛙に飛びつかれたら、気絶寸前間違いないので、気付かれないように、通りすぎると、こんなものが落ちていました。
蓮根のような、たわしのような?芦沢さんに尋ねると、「これ、大根なんですよ。抜いて、そのまま置いておくと、繊維だけが残るんですよ。」
このように、大根の成れの果てを見るのも、勉強になります。この大根は、結果的に食べられることなく、畑が終の棲家となってしまいましたが、この畑で他の野菜の肥やしとなって、生まれ変わり、新たな野菜の一部に変わるのです。
ある意味、野菜の輪廻転生とも言えます。その大根の亡骸の隣には、みずみずしい大根がありました。
その隣には、キャベツがありました。
無農薬ですから、当然虫に食べられます。しかし、無農薬、無化学肥料ゆえ、大きくなっても、葉っぱが硬くなりません。“佳肴 季凛”では、このキャベツを、浅漬けにしています。
その隣には、グリーンリーフ(レタスの一種)がありました。
その場で、味をみたのですが、アクっぽくなく、特に茎の部分は噛むと、みずみずしく、甘味が口中に広がります。
グリーンリーフを食べながら、隣の畑まで行くと、玉葱が植えられていました。まだ、小さかったのですが、試しに芦沢さんが抜いてくれました。
玉ねぎは、野菜の中でも、収穫までの期間が長く、収穫出来るまで、約半年かかります。そんな野菜作りの素人の自分が、こんな話しすると、「にんにくなんかも結構、時間がかかるんですよ。」と、教えてくれました。
やはり、どんなものでもその場に行かなければ、分かりません。今の時代、一年を通じて、殆どの野菜を食べることが出来ます。しかしながら、こうやって畑に行ってみると、今しか食べられなくて、今が美味しい野菜を知ることができます。
野菜というと、付け合せのように脇役的食材ですが、料理方法によっては、主役まではいかなくても、存在感を示すことも可能です。
明日は、そんなお話しを・・・。
志村
2009.5.13|野菜・果物(フルーツ) |permalink|コメントはまだありません
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