”ひがんふぐ”と”あかめふぐ”
今日は、仕事そっちのけで、外へ行きたくなる天気ですね。そういうわけにもいかず、”佳肴 季凛”に幽閉されています。
一昨日の金曜日、沼津の魚市場の活魚のセリ場にこんな、札が貼ってありました。
”フグ 2(本)”と書かれています。もう少し、近づいてみます。
この2本が、その”フグ”です。色が黒っぽいのと、茶色っぽいのがいます。
右側の茶色っぽいのが、”あかめふぐ”で、左側の黒っぽいのが、”ひがんふぐ”です。
どちらも、食べることが出来るふぐで、天然の”とらふぐ”には劣りますが、十分美味しいふぐです。
ご覧のように、活きているので、刺身でも食べられます。また、唐揚げでも、美味しく食べられます。
どちらも、昨日の朝卸したのですが、普通の魚と違って、この類のふぐは、水槽ならぬ”私設富士市ふぐ水族館”には、入れません。
というのも、この時季、猛毒である卵巣が成長していて、卵を出してしまう可能性があるので、こんな風に発砲スチロールに、”ブクブク”を入れて、隔離しておきます。
ろ過装置もないので、水もすぐに汚れてしまいますが、明くる日には、卸すので、全く問題ありません。
ところで、この”あかめふぐ”と”ひがんふぐ”は、3月ぐらいからこの時季にかけて、時々入荷してきます。南伊豆・妻良(めら)の定置網にかかることが、大半です。ちなみに、今回のは、どちらも妻良産でした。
明後日、沼津の魚市場は休みなので、明日は休日出勤ならぬ、”休日市場”です。こんな変り種を見つけに行って来ます。
志村
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