手作りの梅のアイス
一年を通じて、デザートにアイスをお出ししておりますが、夏場は、殆どの場合、アイスです。
7月の終わりから、目下のところ、お出ししているのが、
桃のアイスで、その前が、
ブルーベリーのアイスでした。
さらに、その前が、
梅のアイスで、それ用に、梅のピューレを仕込んだのですが、それについては、こちらを、お読み下さい。
下拵えのピューレで、お話しが止まっていたままですので、今日は、梅のアイスの作り方についてお話ししさせて頂きます。
鍋に、
マスカルポーネチーズ、
卵黄を入れたら、
よく混ぜ合わせます。
混ぜたら、
てん菜糖、
上白糖、
蜂蜜を入れ、混ぜ合わせたら、
豆乳を加えます。
そこに、
水でふやかしたゼラチンを加え、火に掛け、ゼラチンが溶けたら、
漉し、ゼラチンは沸騰させると、凝固力が弱まってしまうので、注意が必要で、ゼラチンが溶けたら、火を止め、温度としては、60度くらいです。
そこに、
梅酒を加えるのですが、この梅酒は、
自家製の平成13年に仕込んだもので、
“世界一”とあるのは、
高級ブランデーのヘネシーのスリムボトルで仕込んだからで、ラベルを書いたのは、女将兼愛妻(!?)の真由美さんです。
平成13年つまり、2001年に仕込んだ梅酒ですので、19年物ということになり、ちなみに、2001年6月は、結婚して7ヵ月ということもあり、それこそ、
「新婚さん いらっしゃい!」
梅酒だけでは、風味というか、香りが乏しいので、
サワー用の梅のシロップを加えます。
シロップを使うのは、以前、デザートに使うリキュール色々』としてお話したように、香料が入っていないと、それらしくならないからです。
その後、
卵黄の連れの卵白と、
生クリームを加え、
どちらも、ホイップしたもので、よく混ぜ合わせたら、
アイスクリームマシンに掛け、固まったら、バットに移し、冷凍庫へ。
梅のアイスは、既に在庫もないだけでなく、梅そのものの収穫もないので、次に仕込むのは、来年の梅雨前の予定です。
養殖の魚、温室栽培の農作物が幅を利かせ、旬のものを味わう機会も少なくなってしまいましたが、そう思うと、梅のアイスは、真の旬のもので、当店の名前の季凛の由来である“季を尊(たっと)び、凛とす”を具現化している料理とも言えるのは、間違いありません。
☆★☆ お持ち帰り(テイクアウト)の鶏の唐揚げ ★☆★
当店では、お持ち帰りの鶏の唐揚げをご用意しており、
言うなれば、料理人が作るおかずです。
5個、650円(税別)で、前日の午後3時まで、5個単位からの御注文となっております。夕飯の一品などに、是非どうぞ。
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