西伊豆・仁科産の目鯵(めあじ)
今日のお話しは、昨日のお話しの続篇です。
魚市場に着くと、
知り合いの西伊豆・仁科の漁師さんが、
目鯵(めあじ)の仕分けをしていました。
目鯵の名の通り、
目が大きく、いわゆる鯵つまり、真鯵と比べると、
真鯵の目が小さいことが、お分かり頂けると思いますが、この真鯵は、目鯵の中に混ざっていたものです。
声を掛けると、
「いつも厄介になっているから、おかずに持って行きなよ~。」と、5、6キロぐらい貰い、それこそ、早起きは三文の得に、ニンマリ。
しかも、沼津に来る前に水揚げした朝獲れのものゆえ、鮮度はバリバリで、独り占めするには多いので、
魚市場では、知り合いの居酒屋の御主人、
帰道、仕出し屋の友人にも、お裾分けし、お陰で、いい男になることが出来、これまたニンマリ。
鱗とぜいごを取り、頭を落とし、はらわたを抜いた目鯵を、
女将兼愛妻(!?)の真由美さんに水洗いをしてもらったら、
3枚に卸し、改めて皮目を見ると、
夏が旬の高級魚の縞鯵(しまあじ)に似ています。
実を言うと、目鯵の存在は知っており、見たことはあったものの、手にするのは初めてのことで、その理由が、真鯵に比べて流通量が少ないことです。
皮を引くと、
鮮度も良いので、銀皮も光っているだけでなく、身のプリップリで、こういう状態のことを、身が活かっていると呼んでいます。
卸した身を、
包丁し、
叩きにしたら、
ボウルに移し、万能葱と大葉を入れ、混ぜ合わせたら、
醤油、ぽん酢、卸し生姜を加え、
よく混ぜます。
酢飯を用意したのですが、こういう類の丼ものは、否が応でも、
てんこ盛りになってしまう自分で、2合近くありますが、軽くクリア出来るだけでなく、場合によっては、替え飯というか、追加投入することも、しばしばです。
海苔を散らしたら、
叩きを乗せ、
胡麻を散らし、
真由美さん、休校中の娘たちも加わり、賄い兼おうちごはんが出来上がり、家族4人で、目鯵の叩き丼を堪能したのですが、叩き丼にしなかった身は、
〆目鯵丼にするため、今日、酢〆にしました。
今日仕込んだのは、昨日のような身が活かった状態では、仕込みしづらいからで、そんなこともあり、
出汁を取るため、焼くあらも、昨日の時点では、掃除だけをし、
同じ理由で、鱧(はも)も、そうしておき、
今日、焼きました。
ということで、明日のお昼御飯は、〆目鯵丼に決定で、昨日以上の美味しさを期待しています。
☆★☆ テイクアウトの鶏の唐揚げ ★☆★
当店では、テイクアウトの鶏の唐揚げをご用意しており、
通常の料理同様、料理人が作るおかずです。
5個、650円(税別)で、前日の午後3時まで、5個単位からの御注文となっております。夕飯の一品などに、是非どうぞ。
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