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6キロオーバーのジャンボちゃんこと、超特大とらふぐ(天然)

昨日、とらふぐ(天然)の仕入先の一つである三重県熊野の魚屋さんから、「おはようございます!6キロオーバーのジャンボちゃんがいますけど、どうします?」と、声高らかな電話があり、「・・・・・。一番弱いところを突くね~。単価次第だけど・・・。」と、返答。

ジャンボちゃんとは、“ふぐに魅せられし料理人”の自分が、天然とらふぐへの想いを込め、独断と偏見で名付けた、4キロ以上の超特大サイズのとらふぐのことです。

「知っていると思いますけど、このところ、水揚げが無いので、(値段の)見当がつかないんです。どうします?」

「活かしで送れて、こんな感じなら、欲しいけど・・・。まぁ、任せるので、よろしく、お願いします。」と伝え、電話を切ったのですが、こんな感じとは、単価のことです。

そして、程なくすると、

入荷決定のメールに、萌え燃え・・・❤

沼津魚市場に直接届くので、明くる日の今朝、

沼津魚市場に行き、荷物が届く予定の売場に行くと、

それと思しき荷姿の発泡スチロールを見つけると、

案の定でした。

破損、延着なく入荷したことに、ひと安心したものの、中を開けるまでは、気が気でなく、ドキドキしながら開けると、

動き回れる余裕もないながらも、人に邪魔されないので、おとしなしくプカプカとなれば、こちとら萌え燃え・・・❤

その後、ひととおりの仕入れを終え、『佳肴 季凛』に戻ったら、

仕込みをする前に、

締めてから、

血抜きのため、海水へ。

出汁を引くなどのルーチンの段取り、他の魚の仕込みを終えたら、

久々のジャンボちゃんということで、ツーショット。

となれば、身体中をアドレナリンが駆け巡り、MAXで萌え燃え・・・❤

実を言うと、2,3日前、天然とらふぐの仕入先の一つでもある山口県下関市の『山西水産』の山西さんのFacebookの投稿で、

「添い寝したひ・・・❤」とコメントし、結果として、実現したと思うと、どんなことでも言ってみるのが、良いかもしれません。

いつまでも、萌えているわけにはいかず、

ここからは、燃えざるを得ず、

最初にくちばしを切り落とし、卸し始めました。

これだけのサイズだと、白子の有無が気になるかと思いますが、ジャンボちゃんの殆どはメスで、

案の定のメス。

案の定の理由ですが、天然のとらふぐの場合、オスとメスの成長のスピードが異なり、結果として、ジャンボちゃんは、殆どがメスとなるのです。

卸し終えたら、

いつものように、

女将兼愛妻(!?)の真由美さんが水洗いしたものを、

自分が手直しをし、

洗い上げました。

そして、真由美さんが、

シンクや、

床などの掃除をしてくれている間に、

拭き上げ、ジャンボちゃんの仕込みが終了。

ジャンボちゃんのように、大きくなればなるほど、

皮目の模様がはっきりと現れ、卸した状態の大きさというか長さは、

一升瓶とほぼ同じで、この日本酒は、当店でお出ししている“妙の華(たえのはな)”という銘柄で、ジャンボちゃんと同じ三重県のものです。

大きいと大味と思われがちですが、基本的に、魚は大きいものに限りますし、とらふぐの場合、繊細さを束ねたような味わいで、淡白な味の多重奏とも言えます。

そして、一度でも、ジャンボちゃんの味を知ると、とらふぐの味の虜になること必至で、自分も、その一人です。

本音を言えば、ただ抱きしめるだけでなく、その味を独り占めしたいくらいで、召し上がるお客様と同席したい限りでなりません。

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