『とらふぐの日』に、ふぐRUSH&お弁当
“ふぐに魅せられし料理人”の自分にとって、

10月29日の今日は、素通り出来ない日です。
というのも、その語呂、つまり10(とら)、2(ふ)、9(ぐ)にちなみ、天然のとらふぐへの想いを込め、独断と偏見で、『とらふぐの日』と呼んでいるからです。
そんな今日は、沼津魚市場に行って来たのですが、『とらふぐの日』に相応しく、

2つの売場に、

自分宛の三重県産のとらふぐ(天然)が届くことになっていました。
どちらのとらふぐも三重県産であるにもかかわらず、売場が異なるのは、荷主と運送会社、それによって、荷受の問屋が異なるからで、最初の売場のとらふぐが、熊野産で、もうひとつのとらふぐは、安乗(あのり)産です。
最初の売場で、とらふぐの発泡スチロールを開けると、

海水は濁っていたものの、

7本全て、スイスイとなれば、お約束の萌え燃え・・・
安乗産のとらふぐ届いた売場は、先程の売場の隣で、

こちらも、7本(5,9キロ)で、中を確認すると、

先程とは異なり、海水は濁っておらず、こちらもスイスイとなれば、再び萌え燃え・・・
さらに、7本×2=14本ということで、一度に10本以上仕入れ、卸すことになる“ふぐRUSH”となり、『とらふぐの日』には、うってつけの仕入れとなりました。
海水が濁っているのは、お腹に入っていた餌を吐き出したからで、海水が濁っていると、死んでいたりすることもあるので、先程の写真のように、

空気穴から漏れた海水で、蓋が汚れている時は、蓋を開けるまで、気が気でなりません。
仕入れ終え、『佳肴 季凛』に戻り、荷物を下ろしたのですが、今日は、お弁当の御注文を頂いていたので、

先ずはその仕上げから取り掛かり、 その頃、女将兼愛妻(!?)の真由美さんは、

荷物を卸した軽トラの荷台などを、

掃除してくれていました。
お弁当の料理を仕上げたら、置きっ放しにしておいたとらふぐを中に入れ、

締めたら、

血抜きのため、海水へ。
主役の前に、

脇役である鯵(山口産)の下処理をしたら、

主役の登場と、

相成りました。
その頃までに、

お弁当が仕上がり、

箱詰めをした真由美さんは、

洗い物をしたら、

とらふぐの水洗いをしてくれたのですが、

全ては終わらずじまいで、その後の手直しをすることも出来ず、ランチの営業時間も近付いていたので、

シンク周りを、

掃除し、一時中断。
朝からのバタバタはランチの営業時間も続き、ラストオーダーの1時半が近くなる頃になって、

ようやく、水洗いをし、洗い上げたら、

真由美さんが、

拭き上げてくれ、

『とらふぐの日』の“ふぐRUSH”が、

終わりました。
ちなみに、来月(11月)の29日は、『いいふぐの日』、再来月(12月初)の29日は、「いつでも、ふぐの日』。
となれば、29日は、何でもかんでも、『ふぐの日』ということになり、“ふぐに魅せられし料理人”の自分にとっては、
いいんです!
★★★ 『佳肴季凛』謹製 西京漬 ★★★
当店では、お中元、お歳暮などの贈り物に最適な【西京漬】をご用意いたしております。

銀鱈、サーモン各3切入 3,480円 ※クール便にて発送可
店主自ら、魚市場で吟味した“銀鱈”、“サーモン”を使用し、お手製の有機西京味噌で仕込んだ逸品です。大切な方への贈り物に、是非どうぞ。
コメントを残す