玉子焼の鍋の柄(え)
今日は、夕方上がりのお弁当の御注文を頂き、

このようなお弁当を御用意したのですが、

お弁当のマストアイテムの一つとも言うべき料理が、

玉子焼です。
玉子焼を焼くには、

専用の銅製の鍋を使います。
鍋とは言っても、一般的な鍋とは異なり、深さも5センチくらいで、鍋というよりは、フライパンと呼んだ方が、用途からしてみれば、妥当かもしれません。
ちなみに、この鍋は、20年以上前に買ったもので、鍋自体は穴が開くまで使えるのですが、柄の部分は、何度も換えています。
木製の柄を差し込んで、

ネジで固定しているので、何度も使っていると、焦げてくると、段々と緩み、その度にずらしながら、

ネジ穴をずらしていくのですが、

ずらしていくのにも限度があり、ネジ穴の連れでもあるネジも、

ネジの原型を留めておらず、ここまでになると、不都合ゆえ、取り替えなくてはなりません。
玉子焼の鍋に限らず、料理人の使う道具の多くは、一部だけ取り替えることが出来るものが多く、バットなどは、蓋と身(本体)が別々に売られており、元々が耐久性に優れていることもあり、いたずらにモデルチェンジする必要はなく、むしろ、丈夫で長持ちすることが大事なので、意外と原始的な道具が多いものです。
便利というよりは、その道のプロが経験値に基づいたものが、次の世代に受け継がれていくので、自然とそうなるのかもしれません。
柄はネジと共に売られており、

交換する時は、

柄を取っ手に差し込み、

目打ちなどで柄に穴を開けたら、

ネジを差し、

ドライバーで固定すれば、交換終了です。
お役御免となった柄は、

このままごみ箱と行きとはならず、

労をねぎらい、お清めの塩をして、使った割箸と共に、薪ストーブ用の燃し木となるべく第二の使い道を待つこととなりました。
以前お話ししたことがあるように、 食材に限らず、どんなものでも、二次利用したいですし、出来ることなら、三次利用までしたいと思っており、そこまでしてこそ、プロのプロたる所以で、そういう姿勢こそ本物で、それを追い求めることを忘れるわけにはいきません。
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