ふぐのひれ
”ふぐ”と言えば、先ず思いつくのが、やはり”ふぐ刺し”、”ふぐちり”というのが、一般的ですが、それらの味わいを、さらに深くさせるのが、”ひれ酒”です。
言うまでもありませんが、”ふぐのひれ”を入れたお酒です。
ただ、お酒を注げば、出来上がりというわけではありません。
ふぐには、胸びれ(2枚)、背びれ、尻びれ、尾びれの計、5枚あります。そのひれを、各々半分にそぐのです。
こんな風に、包丁で半分にします。そいだひれは、血抜きをするため、2、3日真水につけておきます。
そうしてから、板に貼り付けて、3日ほど、天日で干します。
干したら、OKではありません。干しあがったひれを、こんがりと炙ります。その際、炙り方弱いと、生臭いです。一方、炙りすぎると、焦げ臭くて、苦いだけです。
こんな感じの色具合が、理想的です。
”佳肴 季凛”のある富士市も、日中汗ばむような日もありますが、夜になると、冬の訪れを感じる時もあります。そんな時には、ひれ酒を飲めば、体も温まります。是非、機会があれば、ご賞味下さい。
志村
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